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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

November 7, 2005
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テーマ:趣味の英語(394)
カテゴリ:カテゴリ未分類
 セピア(sepia)という外来語を知ったのはずいぶん昔。茶色く褪せた白黒写真。「セピア色の写真」といった使われ方をしていたように思います。セピアカラーも耳にしたけどsepia colo(u)r は英語ではないみたい。(例文検索でヒットなし)

 カラー写真より想像力をかきたてられる白黒写真に惹かれるけれど、鮮明な白黒写真より、柔らかな明るさと曖昧さが余韻を残すセピアに懐かしく温かいものを感じます。

 『セピア』は広辞苑によると、「1.有機性顔料の一。イカの墨汁嚢中の暗褐色の液を乾かしてアルカリ液に溶解し、希塩酸で沈殿せて製する。水彩画に用いる。」
 
 白黒が色褪せたのではなく、もともと使っているインクが違うのですね。西洋では悪魔を連想させるといわれるイカですが、その墨を使うとは!
【空想の世界:紛れて釣れたイカを投げ捨てよう掴んで、墨を吹きかけられた漁師さん。忌々しい経験から顔料として使うことを思いついたとしたら、なんと柔軟な発想!】
実際のところは、古くからイカの墨をインク代わりに使う習慣があったのかもしれません。

 広辞苑の続き「2.黒褐色。」 別の辞書では「暗褐色」で、「黒褐色」にしても「暗褐色」にしても想像していた色よりずいぶん濃い感じ。これを顔料としてその濃淡で表現したからこの名が付いたと理解することにします。

sepia に関するCODの記述は私のイメージにピッタリ。
a reddish-brown colour associated particularly with early monochrome photographs
赤みがかった茶色。モノクローム(単色の濃淡による表現)。associateってこんな使い方もあるんだわ。やっぱりCODはいい。手放せない。

 イカの墨から簡単に作れるセピアは手に入れやすく、写真印刷草分けの時代、好んで使われたのでしょう。懐かしさを感じさせるのも道理です。

 sepiaの意味は「イカの墨、セピア、セピア色、セピア色の写真[絵]、コウイカ」など。語源はラテン語という辞書もありますがどうやらさらにさかのぼってギリシア語のsepia(eの上に横棒あり)にたどり着けそう。ギリシア語のsepiaは英語のcuttleまたは cuttlefishと同じ意味だそうです。

 英単語を話題にするのは久しぶりなのでもう少し調べてみます。

 sepiaがイカの墨汁に由来するのは分かりましたが、ここで言うイカはというと、cuttlefishになるそうです。
cuttle+fish、「牛」+「魚」、牛のような魚?
いえいえ、牛はcattle。殆ど一緒だけど二文字目がauで異なります。cuttle は「墨袋」のこと。これがセピアの素!
「墨袋」を持った「魚」ならなんとなく理解できそうだけど、cuttle(墨袋)は私の頭には定着しそうにないので、やはりcattle(牛)と絡めて覚えることにします。cattle の綴りもきっちり覚えられたし♪ 「転んでもただでは起きぬ」 -欲張りかしら?

 正直なところ、私にとってこのcuttlefishは馴染みのない単語。イカというと、「スク(なんとか)ド」ってありましたよね? ここで電子辞書の出番です。綴りに自信がなくて英和辞典を引く時は、その部分に「*」(一文字分)または「?」(一文字以上)を入れると該当の単語だけを引っ張り出してきてくれます。

 squ*dと入れて、出て来ました。squadsquid。ついごっちゃになるこの二つ。今日は区別して覚えられるようにしよっと。

 まず、squidが「イカ」。これは日本の食卓を賑わす『スルメイカ』、『アカイカ』などのこと。先ほどのcuttlefishは『コウイカ』などモンゴウイカの類を指し、英語圏ではこの方が一般的だそうです。これらも食べることができます。
 
 一方squadは「分隊・班、チーム」。もともと軍隊に関連する言葉で、語源は英語のsquareを意味するイタリア語squadraから。
squareのaからsquadを導けばsquidと区別して覚えられそう。

 squad of squid イカの一団
スイミーよろしく、群れをなしてスイスイ泳ぐイカを思い浮かべて覚えましょうか。squidの複数形は単複同型と、sが付く場合があるそうです。

 セピアから脱線してイカの群れで終わりそう。関連して書きたいことはまだあるけれど、「続く」と書いてまたまた尻切れとんぼになると恥ずかしいのでここら辺で。







最終更新日  November 7, 2005 01:56:27 PM
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