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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

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March 24, 2006
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テーマ:趣味の英語(406)
カテゴリ:United Kingdom
 すっかり間が空いてしまいましたが、続きなので日記も続けさせてください。

 キングクロス駅の西隣はセントパンクラス駅、さらにセントパンクラス駅の西隣に大英図書館British Libraryがあります。大英図書館は大英博物館の中にあったのですが手狭だったのでしょう、1998年にこの地に移転されました。ちょうど駅舎一つ分の大きさです。大英博物館に残された閲覧室一帯は建築家のノーマン・フォスターによって改修され、グレートコートと呼ばれています。(参考2005年9月3日の日記)

 ガイドブックで大英図書館の紹介は読んでいたのですが、正確な位置は覚えていませんでした。キングクロス駅からユーストン駅に向かう途中、セントパンクラス駅隣に見つけて、せっかくなので入ってみました。お手洗いを借りただけですが、開放的で使い勝手が良さそうな図書館でした。

 大英図書館からユーストン駅の間はやはり駅舎一つ分空いているのですが、ここには特別目立つものはありませんでした。ユーストン駅はこれらの三つの駅の中では一番大きいものです。個性的なキングクロス駅やセントパンクラス駅の外観に比べると、ずっと平凡な感じ。コンコースに発着表示が大きく掲げられていて、Departure、 Arrivalと表示されるのは当然のことなのですが、慣れないので空港にいるような気にさせられます。

      ユーストン駅

 湖水地方に行く列車はここから出ます。当日の朝ホテルから来るのはタクシーを予約してありましたが、一応下見に来ました。海外で列車の旅をするのは初めてだし、それも個人なので不安だったのです。発車ホームとタクシー乗り場の位置を確認しようと思っていました。

 キングクロス駅で改札のないことは学習しましたが、切符売り場のことはまだよく分かっていませんでした。どうやら新聞スタンドのようなところで切符を売っているようです。気の良さそうな男性がひとりで次々と客を捌いていきます。私は客が途切れるまで待っていました。最後の一人が終わると、彼は私たちが正面になるように向きをずらし顔を見ました。「お待ちどうさま。さあ、聞くよ」という感じです。私は握り締めたチケットを確認しながら、グラスゴー行きの列車が何番線から出るのかを聞きました。彼は気の毒そうに、でも笑顔は絶やさずに、むこうの赤を基調とした窓口で聞くように教えてくれました。
 
 彼はSilverlinkという鉄道会社の切符を扱っていて、グラスゴー行きはVirgin Trainsという別の会社の路線だったのです。一つの駅舎を二つの鉄道会社が使っているなんて! 阪急の梅田の駅の中に、阪急と阪神のホームが並んでいるような感じ。
 Virgin Trainsは赤色、Silverlinkは銀色ではなく青色を基調にして構内表示されているので見分けやすくなっています。

 Virgin Trainsの切符売り場は、ガラス越しの窓口があって懐かしい感じ。日時と行き先を告げて、発車ホームの番号を聞きました。こんな質問は珍しいのか、困った顔をして、ホームは当日列車が来るまで判らないと返答しました。これも予想外の展開。日本だったら列車ダイヤは発着ホームまで細かく決められていますよね。その時になってから決めて、事故らないのかなぁ。日本の列車の正確さは世界でも無比なもの、イギリスでは十分・二十分の延着なら定時着と思えと聞いていたけど、ホームもわからないなんて。大体決まっているんだろうけど、しょっちゅう変更があるんでしょうね。

 発車ホームは判らなかったけど、窓越しに折りたたみの時刻表が見えました。朝、旅行会社で見たもので、駅名の入った路線図の部分だけコピーしてもらいました。(その会社のバスツアーとは関係なかったので、コピー代を取られましたが…) 時刻表そのものがあれば心強いのでお願いしてみると、無料でくれました。

 あとはタクシー乗り場です。これがなかなか見つからない。地下鉄テロの後だったので、構内いたるところに二人組みの警察官や警備員がいました。聞いていいのかなぁと思っていたら、相方が案内をして待っている若い警官を見つけました。彼も先ほどから行ったり来たりする、東洋系母娘に気付いていたらしく、とても丁寧に教えてくれました。段階を踏んで細かく教えてくれたのは、多分配置場所から動けないのでしょう。

 お蔭で何とかタクシー乗り場にたどり着きました。地下で薄暗く、駅舎の割には、古びた感じ。ユーストン駅は三つの駅の中では一番古い(1837年開業)のですが、ヴィクトリア時代の面影を残す二駅とは対照的に、外観は近代的な感じなので意外に感じました。
 タクシーの通り道はU字型で入口と出口が隣り合っていて、その辺りだけ外の明かりが差し込んでいます。道幅が広いので、きっと馬車の時代から使われていたものなのでしょう。イギリスでは一度建てた石の家は手を加えて何代にも渡って使われるのですが、このタクシー乗り場でも感じました。






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最終更新日  March 29, 2006 05:19:51 AM
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