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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

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June 1, 2007
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テーマ:趣味の英語(406)
カテゴリ:カテゴリ未分類

週刊ST(ジャパンタイムズ)の英作文コラム「ヤワらかアタマの英作文教室」(霜村和久先生)を教材に勉強し、投稿後このブログで答案(投稿文)を公開しています。《1週目》課題紹介→《2週目》答案(投稿文)公開→《5週目》モデル例紹介 

 5月4日号の課題
 「取るに足らない問題など一つもない」。

 私の答案(投稿文)(5月11日の日記)は
 
 手書きハートNone of the problems are not worth considering.

 6月1日号に掲載されたモデル例は
  No problem is too small.

 モデル例は直訳すると「小さすぎる問題はない」で「小さすぎる」=「取るに足らない~など」となります。noと tooの組合せで強調しています。今回は優秀者が少くモデル例ともかけ離れているのでまた残念賞だと思いました。ですから、名前を見つけてすっかり嬉しくなりました。私のでも通じたんだわ♪

 thereを封印したのが良かったようです。二重否定なのでthereで始めると分かりにくい文章になって、原文の強いニュアンスが伝わらないみたい。「問題」と訳される単語は issue,question,matter,subjectなどもありますが、problemは「解決すべき問題」を表し最も適しているそうです。 詳しくは週刊ST6月1日号(5月29日発売)本紙をご覧下さ~い。

 
 さて今日のお勉強。
 
 5月25日号の課題
 「返信が遅くなってすみません」。

 私の答案(投稿文)は

 I’m sorry I respond late.

 'I’m sorry I’m late.'
 英会話のレッスンに遅れた時は、いつもこう言って入って行きます。「私が遅くなった」ではなく、「返信が遅くなった」→「返信するのが遅くなった」と考えてbeをrespond置き換えてみました。時制は同じ現在形で。これで通じるかしら?

 ただしI’m sorry ~は少し軽い感じ。相手が友達なら自然だけど、取引先やお客さま相手にはもっと丁寧な表現をしないといけないのでしょう。I apologize (that) ~.と言ったところでしょうか。


 次はイタリア旅行の写真第7弾。映画監督の故ルキノ・ヴィスコンティ伯爵にちなんで、とある階段から。

       ドゥオーモの階段

 向かいの建物を見下ろしていることから分かるように高い所にあります。華麗な装飾が施された大理石の階段、ここはゴシック建築を代表するミラノのドゥオーモの屋根の上です。下から階段で登れますが途中までエレベータ(なんとシンドラー製でした)を使いました。

       ドゥオーモの尖塔

 屋根の上も壮麗でまさに天上の楽園、天気が良かったので広々とした大屋根の上で昼寝する人もチラホラ。

       ドゥオーモ正面の屋根の上 

 ミラノのドゥオーモはヴァチカンのサン・ピエトロ寺院に次ぐ規模といわれ、1386年ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命によって建設が始まりました。当時ミラノはヴィスコンティ家の支配下にあったからです。映画監督のルキノ・ヴィスコンティは直系ではないそうですが同族の貴族だったそうです。

 監督が生まれた頃、ヴィスコンティ家はミラノの支配権はとうに失っていたもののミラノの名門貴族として有名でした。自動車メーカー、アルファ・ロメオ(現在はフィアット傘下)はミラノを象徴するためにヴィスコンティ家の家紋をあしらったエンブレムを使っているくらいです。

       修復工事中のミラノのドゥーモ

 ドゥオーモはイタリア語で、英語で言うとカテドラルになります。日本語では通常「大聖堂」と訳されます。確かに街の中心にあって大きい教会なのですが、カトリックの司教の法座のある教会のことで、司教区の中心をなすものです。

 イタリア語   英語      日本語
 duomo      cathedral    大聖堂、司教座聖堂  
 arcivescovo  archbishop  大司教
 vescovo     bishop     司教
 
 duomoの語源はラテン語の domusで「家」を表します。一方 cathedralもラテン語由来で「席」を意味するcathendraが語源です。英語は司教座に注目した表現なんですね。実はイタリア語にも司教座に注目した言葉ががあります。cattedrale(「司教座大聖堂」)、英語のcathedralと同語源でしょう。けれど観光客として訪れた限りではこの言葉は目にも耳にもしませんでした。もっぱら、「ドゥオーモ」です。

 面白いことに「ドゥオーモ」は英語だと domeとなって、これは「ドーム、丸屋根(丸天井)」の意味になります。きっとフィレンツェのドゥオーモのような丸い屋根のドゥオーモを見て、その形のことをドゥオーモって言うと思ったんでしょうね。

 ちなみにイタリア語でこの「ドーム、丸屋根」のことは cupola(コーポラまたはクーポラ)と言います。これを英語読み(綴りは同じ)するとキューポラで、「丸屋根」の意味だけでなく、「溶銑炉」の意味も持つようになります。日本語ではキューポラというともっぱらこの「溶銑炉」(銑鉄を溶かす円筒形の炉)のことを指しますね。

 道草してしまいました。
 最後に5年前ユーロくまたんとミラノを訪れた時のドゥオーモの写真を添えます。クリスマス前でドゥオーモの向かいのリナ・シェンテ(百貨店)の前のアーケードにはクリスマスイルミネーションが輝き、さすが本場のクリスマスと感心したものです。

       クリスマス前のドゥオーモ


 さて次回6月1日号の課題は

 「決して二度とそういたことは起こしません」。これを英語で表現してください。

 一緒に投稿してみようと思われる方はこちらからどうぞ。→「ヤワらかアタマの英作文教室」






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最終更新日  June 1, 2007 11:35:02 AM
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Re:ヴェネツィア語   よもぎ さん
国際都市であったヴェネツィアでは、様々な言語を織り込んで、「日伊辞典」のイタリア語とは異なるVENEXIAN(ヴェネシアン)が話されています。
厳しい寒さもあって、言葉を縮め、口をあまり開かずに発音するものが多く、アクセントも平板で抑揚も少ないようです。
例えばいわゆるイタリア語なら「マンジャ」(食べなさい)と言うところを、ヴェネシアンでは「マニャ」と言います。
イタリア語における東北弁みたいなものでしょうか、、、。 (June 5, 2007 09:29:27 AM)

よもぎさん   くるみ もち さん
>国際都市であったヴェネツィアでは、様々な言語を織り込んで、「日伊辞典」のイタリア語とは異なるVENEXIAN(ヴェネシアン)が話されています。

 ヴェネツィア語ですか!知りませんでした。なるほど。日本にいる時は、長靴の形をしたイタリアの一都市と思っていましたが、歴史的には個々の独立した都市国家の集まりなんですよね。

>厳しい寒さもあって、言葉を縮め、口をあまり開かずに発音するものが多く、アクセントも平板で抑揚も少ないようです。

 ヴェネツィアって寒いんですね。東北弁へのたとえがピッタリ。水辺だけに冷えると寒さがこたえるのでしょうね。興味深い話です。また教えて下さい。

(June 11, 2007 04:50:06 AM)

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