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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

December 5, 2008
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テーマ:趣味の英語(393)
カテゴリ:I LOVE NEW YORK
 12月に入っちゃいました。今日はすっかり寒くて雨も降って、冬を実感しました。雪が舞った地方もあるのでは? さて久しぶりにニューヨークの話題です。ニューヨークの12月と言えばサンタクロースだけど、今日はライオンのいる図書館の話。

 NHKの教育テレビで以前放送されていた「ライオンたちとイングリッシュ(Between the Lions)」ってご存知ですか? アメリカの幼児向けの番組で、たまたま教育テレビで見つけた時は「セサミストリート」の後継のような英語教育番組だと思いました。ライオン親子が住んでいる図書館を舞台に蔵書の一冊をめぐって一話完結でドラマを繰り広げます。放送時間は知らなくてテレビ画面で始まると、オリジナルの挿入歌が楽しみでつい最後まで見てしまっていました。NHKでの放送はもう終わってしまったのですが、英語サイトは健在です。架空の図書館だと思っていたけど、ニューヨークでライオンのいる図書館を見つけました。

 その図書館はNew York Public Library です。名前から公立図書館だと思いましたが、実は世界屈指の私立図書館です。自治体が設立・運営しているのではなく、独立した法人だそうです。館名のPublicは「一般大衆に公共に開かれた」と言う意味なので、「ニューヨーク公共図書館」と訳すのが妥当かな。イギリスのパブリックスクールが私立なのも同じ用法なのでしょう。

 19世紀末に時のニューヨーク州知事がすでにある二つの図書館を統合し、庶民のための図書館を作ることを提案しました。これを受けて1911年にこの図書館が竣工されたのですが、実際に費用をまかなったのはカーネギーなど富豪からの寄付金で、現在も民間からの寄付がこの法人の財政基盤になっているそうです。日本の公立図書館の苦境を思うと、来館者で賑わい、外国からの旅行客にも親切に接してくれる、この文字通り開かれた図書館は、古き良きアメリカそのもので羨ましい限りです。

 図書館はミッドタウン、40丁目から42丁目にかけてあり、南北に長い建物で正面(東側)は五番街に面しています。図書館と言うより博物館を思わせる豪奢な造りで、パリ6区にあるボーザール(フランス国立高等美術専門学校)を真似た様式だそうです。実際館内も立派な天井画や彫刻が随所にあって、美術館が図書館になったみたいでした。

 ライオンは石像で二頭いて、正面の階段脇左右に座り、五番街を見つめています。図書館の番人なんですね。神社の狛犬みたいな感じ。ちゃんと名前もあって母体となった二つの図書館にちなんで、Leo Astorと Leo Lenox。やがてLady Astor とLord Lenoxとも呼ばれるように。貴族夫妻に昇格したのですな。でも二匹とも雄なんですけど。さらに1930年代のGreat Depression時には Patience(忍耐)と Fortitude(不屈の精神)と言うニックネームも。大恐慌を乗り切るにはこの二つの資質が必要とされたそうです。今またこのライオンたちの出番がやってきたようですね。

 下の絵のライオンは南側(向かって左)のライオン、Patienceです。レディの気品を感じます?






最終更新日  December 6, 2008 06:17:48 AM
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