数字2 "number"2
今日は"number"で表される数字について紹介します。数字は苦手と言う方も多いでしょうが、英語を使う時、必要な数字の表現を取り上げてみます。その前に、お詫び。ここのところ、余裕がなくて日記の更新やいただいたコメントへの返事が滞りがちです。日記のずれは一週間近くなってしまって、我ながら情けない状態です。このサイトを楽しみにして下さってるみなさん、ごめんなさい。m(_ _)m遅れながらも更新していきますので、これからもよろしくお願いします。さて、"number"の表す数字、身近なところから。"a cardinal number"「基数」"an ordinal number"「序数」日本語でも「基数」という言葉は馴染みが薄く、「奇数」の方がよく使うけど、「基数」は文字通り基となる数字で外せません。「1、2、3、…」のことで、英語の表現では"one, two, three, …"となります。数学で使う「自然数」"an natural number"と同じものを指すけれど、自然数は「正の整数」のことで、「0(ゼロ)」や「負の整数」との対比で、自然界に存在する数字と言う意味で使われます。一方、「基数」も具体的なものや現象があって、「ひとつ、ふたつ、みっつ、…」と数え上げられるのですが、こちらは「序数」と対にして、英語の文法を説明する時(「数詞」と呼ばれます)に使います。「序数」は「一つ目、二つ目、三つ目、…」の意味で順番を表し、英語では"first, second, third, …"となります。頭の中に、1から10までのカードを並べてもらって、3や7など一枚一枚のカードのことが基数、1のカードから数えて何枚目であるかが序数であるとイメージしてもらえばいいと思います。序数の"ordinal"は「順序を示す、序数の」と言う意味です。「順序」を意味する"order"の派生語で、"order"の語源も一列に並んだ状態を意味するので理解しやすいと思います。基数の"cardinal"は「基本的な、主要な、重要な」と言う意味です。こちらは馴染みのない言葉で、覚えにくいですね。「カーディナル、…、カーディナルズ」ってメジャーリーグのチームにありましたよね。セントルイスカーディナルズ"St. Louis Cardinals"、略称、カーディナルズ"the Cardinals"。ナショナルリーグ"the National League"創設時からある名門チームだそうです。"cardinal"と関係があります。「風が吹けば桶屋が儲かる」式に説明すると、"cardinal"の語源は「蝶番(ちょうつがい)」、扉と壁をつなぐ金具のこと。物事をつなぎとめる、中心軸をイメージしてください。そこから「枢機卿」の意味、カトリック教会でローマ法王に次ぐ最高位にある聖職者のことです。この枢機卿が身につける帽子と衣が「深紅色」です。この「深紅色」の意味から、その色の鳥「猩々紅冠鳥(しょうじょうこうかんちょう)」を意味し、この鳥が、ミズーリ州"Missouri"など米国の7つの州の州鳥だそうです。そのミズーリ州のセントルイスに本拠地を置くチームなので「カーディナルズ」と言うわけです。ここまで引っ張るくらいなら、丸暗記したほうが早いって?すみません。趣味の英語なもので。(笑)お付き合いありがとうございました。