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秩父地方の魚釣り

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2008年01月12日
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正月にダルマを購入した人がいる。私が「ダルマは七転び八起きだから縁起がいいやいな」と言うと「七転八倒とも言うぜ」と返してきた。

この人の口ぐせは「七転八倒、それじゃあダメだ、うまくねえ、おれは不幸だ」だ。
私はそうしたネガティブな言葉は極力避けることにしている。私の口ぐせは「七転び八起き、それはいいなあ、うまいなあ、幸せだなあ」だ。

以前は私も愚痴や悪口、泣きごと、文句、ため息、心配事などを平気で口に出していた。しかし、魚釣りを通じて精神的なことを勉強していくうちに、これはいけないことだと気がついた。

それでどうなったかというと、まず、ネガティブな人が離れていって、ポジティブな人が集まり出した。さらに何を食べてもうまくて、どこにいっても、何をしても楽しめるようになった。

なにより、魚釣りが楽しくなって、漁獲量が倍増した。

『楽天思考 口ぐせで夢がかなう 脳の想像力が人生をつくる』( 佐藤富雄著、講談社 、 2003年11月)の中に古い脳は人称を区別できないということが書かれている。どういうことかというと、人に向かって「バカ」というと脳はそれを他人に言ったのか、自分に言ったのかを区別できない。だから人の悪口を言っているとそれは脳にとっては自分に言っているのと同じことになる。

さらに脳は想像したことと現実に起ったことも判別できない。嫌なことを思うと脳は現実に嫌な目にあったと認識してしまう。嫌な人のことを考えると会っているのと同じになる。梅干を思い浮かべるとツバが出る。

であるそうな。

出展は失念してしまったが、脳は論理の破綻に耐えられないという。たしかこういうことが書かれた本があった気がする。

なんだか自分に都合が悪いことがおこった時に、とてもそうは思えなくても「よかった」と口に出して言う。こうすると脳は実際に起こっていることと言葉のギャップを埋めようとして、必死でよいことを検索するというもの。

例えば財布を落としてしまったら「よかった」と声に出して言う。こうすると脳はなんで?となって言葉の原因を検索しつづけて「そうだ、命まで落とさなくてよかった!」と結論付ける。これで脳の論理矛盾が解消されてすっきりする。脳がすっきりすると同時に、落としもののことでクヨクヨしていた気分も回復する。

というもの。

思ってなくても声に出して言う。すごく単純なことだけれど、実際にやってみると非常に強力なのが実感できる。

例えば山の中で雨に降られて、ぶるぶるふるえながら歩いていると、ついつい弱気になる。こうした時に「幸せだなあ」と声に出して言ってみる。すると脳が幸せなことを検索してくれる。「日本にいて、平和で、うまいものが食えて、体力があって、こうして山の中を歩くことができる。俺は幸せだなあ」という気分になる。

ちょっとした口ぐせと魚釣りは人を幸せにしてくれる。

おしまい

※今日は冬の雨。よかった!雨が降って空気の乾燥が解消されて、インフルエンザにかかりにくくなった。よかった。こんな感じかな。





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最終更新日  2008年01月12日 09時34分49秒
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