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機械からワークを取り出して検査してみると全部不良だった。
仕様変更で穴径が細くなったのを忘れていた。 仕方がないので不良の山を台車にのせてゴミ捨て場に向かった。 もちろん会社には内密だ。毎日10個づつ不良が出たことにすれば一か月でごまかせきれる。 それはいいのだけれど、台車を押していると工作室で班長が泣いていた。 部下にパンチをもらったのだけれど、やり返せなかったのが悔しい!とのこと。 どんなやつだろう? のぞいてみるとブルーザー・ブロディのような男だった。 くねくねの長髪にヒゲぼうぼう、作業服の上からも筋肉隆々がわかる。 目つきが尋常じゃない。 (これじゃ俺だってダメだ)であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月08日 07時21分18秒
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