久しぶりに奈須きのこワールドを堪能
奈須きのこの小説「空の境界」が映画化されたと言う事で見てみたいなと思ったが、ご近所では上映されていないwなので、文庫化された空の境界(上)を読んで見る事にした。内容は、同作者の同人ゲームでアニメ化もされた月姫の設定「直死の魔眼」や「式の多重人格」等を使った、まったく別の話。第一章「俯瞰風景」は、連続飛び降り自殺の事件を解決する話。第二章「殺人考察(前)」は、式が昏睡に入る前に起きた連続通り魔殺人事件の話の前編。第三章「痛覚残留」は、四人を惨殺し復讐を続ける浅上藤乃の事件を解決する話。まだ上巻しか読んでないけど小説と言う事も有って、月姫やフェイトのようなギャルゲー的な笑いの部分は、あまり無く本題だけを書いてあるから話のテンポも良くて奈須きのこらしい文章運びもカッコイイ時々難しい表現をして分かりづらいが、全体的には読みやすいと思う。上巻の中では痛覚残留が一番面白かった。続きが気になるので中巻、下巻も買ってみよう。