2019/07/01(月)06:36
不知不及
眠れず夜と朝の境はなくなり
膝から崩れ落ちるように
全身から力が抜け
現実か夢現かも判らず
ふらりと生きている
知るに及ばず
生きるに値せず
目的も忘れ目標も見出ださず
死んだようにただ、生きている
白んだ朝に
天が真白に覆われ
季節を失い枯れたように
または、何も初めから無かったように
この世には何もないのだと解解する
失うものこそあるとすれど
失うことは摂理として
己が感情は何も映さず
日が登り日が落ち
幾度となく光と闇を見守り
衰弱し枯れ果て
私は消え行く