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滴る蜜はどす黒い赤
切り刻む白い肌に線を描いて 夢現になりながら 微睡んでいるような恍惚 得難い痛みと快楽の一線を往来 全てまやかしだとしても 今はこうして傷つけあいながら 抱き合っていたい 幾度となく流れていく生温い体液に 喉が鳴る 口付ければ噛まれるように 暴力的な愛を何度も確かめあいながら 生と死の狭間 この手ひとつで生き死にが左右される こんなにも高揚することがあるだろうか 悲痛に泣く顔にも幾筋も赤が流れて 青ざめた顔に闇夜のネオンのような コントラストで 支配することの優越と罪悪と 壊せるような背徳感に願えばいい 抗ってみせて 生きたいと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/20 10:32:57 PM
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