能登上布の日本茜染め
私は普段ストールや暖簾を染めることが多いのですが、今回は着物一反分を家で育てた茜で染めることになりました。工房で着物を染める時は、夫が刷毛で引き染めをしているのですが、今回は私に煮染をしてほしいとのこと。思わず「えーっ!!」。ついにそう来たか…。と言っても、長いまま染めるのはちょっと怖いので、仕立てるのに問題がない寸法で3つに切って染めることにしました。これは、染めた上がった布をかるく脱水し、吊るした状態です水を含んだ布は重くて作業が大変になるかと心配したのですが、上布は麻なので水切れが良く、思ったより洗うのは楽でした。着物一反をムラなく染めるのは気を使います。一時間、熱い湯気と戦いながら棒で捌き続けなくてはなりません。媒染と染めを2回づつ繰り返し、無事ムラなくそまりました。この着物は、後に模様が入ります。こちら応援お願いします手芸作家ランキング。