埋もれ火のアンソロジー

2006/08/13(日)19:09

プロポーズ大作戦「フィーリング・カップル5対5」物語(第3話)~番組の裏側で~

あの頃の話(199)

この「フィーリング・カップル5対5」物語を書くにあたって ヒデクンとオサム君に電話して話したが 二人とも僕同様で記憶が曖昧になっていた。 ナガマツやシンチャンと話しても同じだろう。 僕らは朝早い新幹線で大阪へ向かった。 大阪ABC朝日放送に着いたのは午前中だった。 昼食は何を食ったかおぼえていない。 暗い部屋に入れられ 関西弁を使うテレビ慣れしたような テンポ早く話す男に次々に指示があった。 女性群からの質問が2つだけ教えられた。 (どんな質問か忘れた) それにどう答えるかを各自考えなさいというのが ひとつめの指示だった。 二つ目の指示は ユニークな質問を各自2つずつ考えなさい。 5人の質問が重複しないようにしなさいという指示だった。 1時間ぐらいしてまたその男に集められ 5人ひとりひとりの答えと質問を聞かれた。 (ごめん。質問内容などをおぼえていないのだ) そこで その横着テレビ男が僕に向かって言ったのだ。 「君、5番向きだよ。君が5番にいって」 で、 俺ら5人は早急に座席順を変えることになった。 結果 1番キャプテン、シンチャン 2番 オサム君 3番 ナガマツ 4番 ヒデクン 5番 コックン 以上の席順で出場することが決まった。 あと 西川きよしが「次の質問!」と言った時 元気な声で手をあげること。 その際、質問を二つ持っている人は二本指を立てること、 質問が一つある人は一本指を立てること、 質問がなくなった人はグーであげることが 最後の指示だった。 それから俺ら5人が待たされた時間の長いこと。 変装した桂きんしが 「おはようございます」と言って 俺らの前を通りすぎていったことだけを おぼえている。 ほかにも関西タレントが通ったかもしれないが まだ売れない鶴瓶なども通ったかもしれない。 本番がはじまった。 僕らが待たされた細い通路に やすきよの声が聞こえ あのプロポーズ大作戦の軽薄そうな テーマ音楽が流れてきたのだ。 つづく。

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