埋もれ火のアンソロジー

2010/08/11(水)13:36

コンパクトカセットの歴史

身近な歴史シリーズ(54)

フィリップ社 コンパクトカセット カセットテープと思い込んでいたことが そもそもふんづまりの原因だった。 TDKを調べていたら、TDKがカセットの最初と書いてあるし、 ?????状態になっていたところに 「コンパクトカセット」という言葉にであって やっと「カセットテープ」の歴史の謎がとけはじめた、ような気がする。 コンパクトカセットは、 オランダの電機メーカーであるフィリップス社が、 フェライトを素に1962年に開発したオーディオ用磁気記録テープ媒体の規格である。 一般的に「カセットテープ」、もしくは「アナログカセット」とも呼ばれる。 民生用の録音規格としては、 1990年代後半から若年層を中心にミニディスク (MD) にその割合を超えられ、 2000年代からはデジタルオーディオプレーヤーも台頭してきたが、 普及台数が膨大で価格が安く、 また長時間録音に適しているため、現在も広く使われている。 上の記述を信じて カセットテープは 1962年 オランダ生まれ 生んだのは フィリップス社 とここで結論をだすことにする。 歴史 1962年 蘭フィリップスによるテープ、レコーダの発売開始。 1965年 互換性厳守を条件に基本特許を無償公開した。 1966年 東京電気化学工業(現: TDK)が日本で初の国産カセット発売。 1969年 アポロ11号と共に月面へ。 1970年 独BASF、米メモレックス等より二酸化クロム磁性体採用の高性能タイプ発売(後のTypeII)。 1972年 米3M、TypeI音楽専用タイプにコバルトドープ酸化鉄を採用した"HE"を発売(後年TypeIIに転用される)。 1973年 ソニーより二酸化クロムと酸化鉄の二層塗布によるフェリクロムテープ"Duad"を発売(後のTypeIII)。 1974年 日立マクセルよりコバルト被着酸化鉄採用の高性能タイプ"UD-XL"を発売。当初はノーマルバイアス (TypeI)。 1975年 TDKよりコバルト被着酸化鉄を採用したクロムポジション (TypeII) 用のSA(初代はC-60のみ)を発売。各社も追随し、後に二酸化クロムの代替としてTypeIIの主流に。 1978年 米3Mより鉄合金磁性体によるメタルテープ"Metafine"発売(後のTypeIV) 1978年 松下電器(現: パナソニック株式会社)より、コバルト蒸着式テープオングロームマイクロカセット発売。 1979年 ソニーより、HiFi再生用途に特化したポータブルカセットプレイヤーウォークマン一号機が発売 1983年 太陽誘電より、鉄合金磁性体(所謂メタル磁性体)をTypeIIに転用した"EM"発売。 1983年 日立マクセルより、無空孔酸化鉄のTypeI、"UDI"発売。 1984年 松下電器(現: パナソニック)より、コバルト蒸着式テープオングロームカセット発売。当初はTypeIIのみで後にI,IV追加。 1989年 米3M、日本ビクター、日立マクセル等がマグネタイト核晶のコバルト被着酸化鉄をビデオテープに採用、日立マクセルや日本コロムビア(当時)等がオーディオテープに採用する。 TDKカセットCM マクセルカセットCM ソニーカセットCM

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る