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息をはくようにすごしたい

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2006.08.31
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カテゴリ:アートな生活
Prinzでは吉田俊雄さんと山本治之さんの写真展が行われていました。廃坑と漁師をずっと追いかけている方なのでしょうか。遠ざかる記憶と題して定着を図ろうとされているようです。廃坑にある建物の白黒写真(すべて白黒なのですが)が、なぜか静かで非常にきれいだったです。失われたものへの郷愁というより、田舎の牧歌的な愛情が湧き出てしまうのは、私だけぇ(^^ゞ いいなぁと思っただけなので、デリカシーのない人なんて思わないでくださいね。

ギャラリー恵風では平林純さんがオレンジ!の絵を展示していました。大画面にロールシャッハのような、ガラスに顔を押し付けてその後を紙に定着させたような、顔や手のサーモグラフィーのような、顔の皮を剥いでキャンバスに貼り付けたような画面です。だんだん表現がきもい方向になっていますが、第一印象がロールシャッハで、じっくりみてたら皮を剥いだようにみえたので、気を悪くしないで下さい(__)
ずっと鏡に映った自画像を歪めたりして、自画像の表面ではないところ(まわりくどい言い方ですが、簡単にいうと内部ですら)を描いてきた平林さんだから、皮膚から発する温度を定着させ、その向こうにある自分をそこに表現しようとしているんだろうなぁ、などとこじつけながらギャラリーでてきました。

アートスペース虹は下嶋知子さんに会いにいきました。久しぶりに会いましたが相変わらず元気そうでなによりです。この前あったのは、T'POINTというデザイナーズ・ホテルで行われた展覧会stay with artでしたね。また今年も11月にやるそうですよ。そうですか、今回はHorizont、水平線、地平線ですか。雪原のような、海原のような生命感あふれるきらきらした空間は、やっぱりスノッブでしたね。人物をかいていたときと、モチーフや描く環境が変わっても根っこは変わらないのでしょうね。





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Last updated  2006.09.21 22:38:27
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