10月の報告と畑の様子
皆様、こんにちは。久しぶりのブログ更新です。妻が妊娠し安定期に入るまで任せていた畑や通販の仕事を、自分の仕事の合間にこなしながらしばらく忙しくしておりまして、頼まれている原稿執筆なども後回しにしてきたここ数ヶ月は、色んなことがありましたが充実した日々であったと振り返っております。その一部分ではございますが、先月のご報告をさせていただきまして、くつろぎだよりも2ヶ月一気に更新致します。 まず9月のお米の収穫祭に続き、10月上旬はさつま芋の収穫祭を行いまして、遠方からご家族でたくさんの方々にお集まりいただきました。いつもありがとうございます。 採れたてのお芋はさっそく焼き芋で美味しくいただきました。 畑では豆の収穫も始まっています。この写真の豆を皆さんは見たことがありますか?今年は大豆と小豆の他に、地元の会社の社長さんで有機農業を実践されて色々と農業のことなどを教えていただいている方から「おおたき」という珍しい豆をもらいましたので早速植えてみました。一粒の種からたくさん増える豆や穀類は、大豆で200~300倍、お米は300~500倍となり主食に用いられる理由も納得できますが、この「おおたき」という豆も200倍くらいに増えたようで、来年さらに増やすのが楽しみです。ごはんと一緒に炊いたり煮豆にしていただきます。 主催するマクロビオティック料理教室でも、少しずつではありますが自分のところの畑で採れた野菜や、自家製の味噌などをなるべく使うようになりました。9月の料理教室は久しぶりで細かな仕上げが上手にできませんでしたが、先代から譲り受けて使っている南部鉄器でお焼きを焼くなど、珍しいことも実践できました。今後も農業やヨガの実践から、日常の質素な食事の大切さや動植物の生命の営み(循環)の学びを関連付けた料理教室を、定期的に再開したいと思います。 続いての料理の写真は、10月中旬に1週間ほど瞑想合宿の料理人を担当させていただいたときのマクロビオティックメニューの一部の写真です。 瞑想合宿なので、味付けや作る分量に気をつけました。基本的に朝は味噌汁一杯で、夜は麺類など消化によくて眠くならないメニューを心がけました。お知り合いの方ばかりだったので、寒くなり始めた頃の味付けで少々塩味が効き過ぎていても、たくさん作ってしまっても、毎食の感想は優しいお言葉をかけていただけました。栗拾いができたので、皆さんに圧力鍋で煮た山栗を食べてもらったら、「煮たことしかない・・・」と言う方が多く、「これは簡単で美味しい~!」と喜んでもらえました。 1週間台所に立ち、贅沢な調味料や食材を使って料理に打ち込めたことは本当にありがたいことで、このような機会を与えてくださった方々に心から感謝いたします。また来年もよろしくお願い致します。その瞑想合宿には私も少しだけ瞑想の実践に参加することができまして、環境と食事などのバランスがよかったのか足もしびれず2時間不動で瞑想ができたことも、良い経験の一つとなりました。 写真は、5人のマントラが中心の人にも響いて癒しや覚醒の効果が期待できる「倍音声明(ばいおんしょうみょう)」の写真です。「オ-ア-エ-イ-ウ」の発音を順番に繰り返し中心で「ン」の発音やシンギングボールを鳴らすなど、色々なバリエーションがあるようです。 山頂での瞑想やハイキングもとてもよかったです。変わりやすい秋の天候も大ベテランのヨガの先生方のエネルギーで、その時間だけ雲が上空から消えていたような感じがしました。 9月に続いて岡部賢二先生の講演会が10月にも開催されました。我々がヨガ教室を開催させていただいている会場で開かれることとなり、今回もヨガ教室の生徒さんと参加し、前回よりたくさんの方が参加され11月と12月の講演会も今から楽しみにしています。この講演会の様子はユーストリームで配信されていて、IT技術の進歩に関心しております。必要な情報や教え(知恵)などを出し惜しみせず伝え広め合えるお付き合いは、心地よくエネルギーの流れが活発になり、物事が順調にすすむようになりますね。出会いもご縁も増えてお金に代えられない財産になります。 つい先日のことですが、お世話になっております「若葉会」の生産地訪問がありまして、マイクロバスを運転し、24名で静岡の「塚本園」さんのお茶とみかんの畑の見学に行ってきました。もちろん有機栽培の方々が集まって震災後の放射線の風評被害にも負けず、見事なお茶とみかんを作られています。しっかりとしたビジョン(夢や希望など)がはっきりとされている方々の活動には、多くの人が協力してくれるものです。迎えてくれたご家族の方々や清水寺の住職さんなどのおもてなしには、心から感謝いたします。とてもよい勉強になりました。ありがとうございました。