我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

朝起きてまずZAZIEの様子を見る。まだぐったりとだるそうにしている。サークルの扉を開けてやっても、出てこようとはしない。いつもなら飛び出してきて、思い切り尻尾を振りながら飛び跳ねるのに。
いつもの３分の１ほどの量の餌をやるが、すぐには食べようとしない。エリザベスカラーが邪魔なせいもあるだろう。
少しずつ手にとってやったら、ようやく食べだした。

私の朝食は、筍ご飯、キャロットミックスジュース、アイスカフェオレ。

駅に行くと予想に反して、いつもどおりに人が溢れている。
電車に乗り込んでも、全然空いていない。結局、銀座線に乗り換えるまで座れなかった。おかしいなぁ、こんな筈じゃなかったのに。
それでも会社に着くと、こちらは案の定、閑散としている。うちのグループは出席率５割。もうひとりふたり休んでも良いぐらいだが、まぁ、こんなところだろう。
ところが、隣のグループは全滅。いくらなんでも常識がない。会社全体が潔く休むのなら別だが、一応当社は通常の営業日だ、せめてひとりぐらいは電話番がいるべきだろう。
昼前に、上司が「今日はこんな状態だから、時間に関係なく自分の仕事が終わったら適当に帰っていいよ」と言う。部下には気を遣う上司だが、自分はというとこれがまったく休まない。
そういえば、去年のゴールデンウィークも、私が「頼むから休んで欲しい」と言うと、ようやく１日だけ休みを取ったのだが、昼頃になって「買い物に出てみたのだけど、行くところがなくって」といって出社し、仕事をしてたのだ。いやはや。

昼は、調べ物もあって京橋図書館まで出掛けた。図書館の手前の路地に「フランス料理グリル蜂の子」という看板を発見。上着を着ていないおじさんたちがぞろぞろと入っていくところを見ると、格式張った店ではなさそう。
京橋図書館でしばらく過ごして、蜂の子へ向かうと、ランチの看板が出ている。オムライス５５０円。へぇ、安い。早速入ってみる。
日替わりランチは、ミートローフとマッシュポテトのチーズ焼き。それにしようと思ったが、既に売り切れ。Ｃランチのオムライス、煮込みハンバーグ、チキンカツにする。
店はこじんまりとして、古ぼけているが、居心地は良い。
料理は一皿に盛り付けてあって、ハンバーグも小ぶりだし、チキンカツなんておまけのようだけど、これがどれも普通の大きさなら食べ切れないから、ちょうど良いといえる。
オムライスは、卵がふんわり、ケチャップライスが少しべチャッとしているけど、それもご愛嬌。
特別美味しくはないけど、時々来てもよいレベルの味。でも、もうちょっと近ければなぁ。

午後は適当に仕事。それでもたいしたことではないが、ちょっと困った話が２つほど。まぁなるようになるさ。

さすがに今日は定時退社が多い。休まない上司もさっさと帰った。
私もさて帰ろうかと思ったところで、休み明け早々に朝から出張に出ることを思い出し、慌てて準備。すっかり忘れていた。

帰宅すると、妻と娘は不在。電話があって娘の友だち母娘とご飯を食べに行くという。私も来るかと聞くが、お互い気兼ねすることになるだろうからパス。
あらかじめ、娘の塾が休みの上、家庭訪問週間で午後は授業がないので、娘と娘の友達を連れて上野に高野山展を見に行くとは聞いていたから、夜のこともある程度予想していたことだ。
いつもなら飲みに行くところだが、今日は飲み友達が誰も出社していない。同じ職場の若者はいたが、この前一緒に飲んだばかりだし、彼は６，７を休むため、今日は忙しそうにしていた。

そんなわけで、ZAZIEに餌をやった後、東急ストアでお惣菜をいくつか買い込んで夕食にする。近所で食べてもよかったが、なんだかZAZIEをひとりにするのは可哀相な気がした。
春巻き、イカフライ、ポテトサラダ。冷蔵庫に残っていた筍ご飯、コーンポタージュ、マホロバトマト。結構、腹が膨れた。

そうこうしていたら、娘が友だちを連れて帰ってきた。今日は友だちが泊まっていくことになったといって、娘は大喜び。母親２人はもう少し飲んでから帰ってくるらしい。

子供たちが帰ってきたら、ZAZIEもようやく動き出した。それでもすぐに疲れたように座り込む。
考えてみれば、ZAZIEの体重は３キロに満たないのだ。体重だけでいえば、人間の新生児が全身麻酔して手術したようなものだから、そりゃあダメージは大きいのだろう。

晩酌は、今日もタリスカー。東急ストアでワインを物色したのだけど、元々それほど品揃えが良いわけじゃないし、見ているうちに、「春巻きにイカフライじゃなぁ、ビールでいいや」という気になったのだ。

満腹、満腹