我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

昨晩ついつい杯が進み過ぎて、すこしつらい目覚め。とはいえ、二日酔いということはない。酒より睡眠不足だ。

そうそう、我が愛車ロバ君は昨晩のうちに妻と一緒に帰ってきた。

朝食は、パン、ハチミツ、トマトジュース、アイスカフェオレ。

ここ何日か、朝食後に一仕事ある。娘が学校で植えて夏休みに持ち帰った蔓レイシ（ゴーヤ）と娘の友だちのヘチマに水をやらねばならないのだ。
娘は自分でも広島のおじいちゃんの家に行くというのに、やはり親の田舎に帰るという友達のヘチマを預かったのだ。
妻の話では、友だちから電話で頼まれて「うん、大丈夫。お父さんがいるから」と言っていたそうだ。
お父さんはヒデジイじゃないのだ。
が、水を遣っていたら、珍しく蔓レイシに雌花が咲いている。たくさん花が咲いているのに雄花ばかりで、これまでに結実したのは１個だけ。
早速綿棒を持ってきて、雄花から花粉を集め、雌花の先にこすり付けた。
まぁ、食べられるほどのレイシが実るとも思えないけどね。

今日は、午前も午後も霞ヶ関。
前の会社では一時期よく通ったが、最近はとんとご無沙汰。付き合いたい連中じゃないけれど。

午前の部は、和気藹々と終了。

昼食は、訪問先の入っている合同庁舎の最上階にある食堂。
かつての役所の食堂といえば、社食と負けず劣らず空腹感を満たすだけの機能しかなかったが、ここは眺望も良いし、店の雰囲気もオシャレとまでは言わないが、なかなかに小ぎれいに作ってある。
和風おろしハンバーグ定食。５００円台である。ガスト並だが、出てきた食事もガスト風。それでも、この値段、ロケーションでこのレベルなら良しとしよう。

午後の相手は酷かった。数時間にわたって平行線の怒鳴り合い。
相手は、はなっから聞く耳持たぬの姿勢だ。
後出しジャンケンをしておきながら、先に出したそちらの自己責任という開き直り。
こういう人間に限って天下りした後に、「最近の役人はなっとらん」なんて偉そうに言うばかりで、自分は何もしないくせに、会社の金で飲み食いして歩くのだ。
規制緩和だ行政改革だといいながら、役人の体質はちっとも変わっていない。

夜は、前の会社の１年上の先輩Ｅさんと懐かしの新宿へ。
酒処吉本という店へ。
Ｅさんとは、歳が近いだけでなく、似たようなキャリアを歩んできたし、性格や体型も似てなくもなく、私の入社当時から親しくさせてもらっている。
が、かつては「あの人は飲み方がしつこい」とか「付き合ってたら体がもたない」と、下の連中からは一緒に飲みに行くのを敬遠されていたＥさんが、「久し振りで悪いんだけどさ、俺、あまり飲めないんだよ。脇腹にずっと痛みがあって来週ＣＴなんだよね」なんて弱気な台詞を吐く。
知り合った頃はお互い２０代前半だったというのに。久し振りに会ってこんな会話を交わすようになるとは。まぁ、４０過ぎのオヤジのふたり酒なんてこんなものか。

刺身盛り合わせ、馬刺、枝豆、さつま揚げ、茶ソバ。
酒は、ビールの後、旭川の男山。

Ｅさんの回復を願う。


満腹、満腹