我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

調子悪～ぅ。

それでも朝食を食べる。パン、アンズジャム、ミルクティ。

風邪、風邪とここ何日か書いてきたが、クシャミ、鼻水、咳、熱といった風邪の典型的症状が一つも出ない。
のども最初いがらっぽかったが、いまやなんでもない。
頭もボーっとして霞がかかったみたいだが、痛みは治まった。
後は、体のだるさと、節々の痛み。
それから今日は少し胃や下腹部に鈍い痛みがある。しかしこれとて、吐き気もなければ下ってもいない。

会社について息切れはするは、血の気も引いてる気もするので、診療所に行って、上記のとおり症状を訴えた。
すると若い医者は、聴診器も当てなければ、脈も取らずに、「困りました。風邪の症状じゃないし、精密検査をしてみますか？」ときた。
いきなり精密検査はないんじゃない？
「そろそろ人間ドックに行こうと思ってます」というと、「それじゃ精密検査は要りませんね」とホッとした様子。
またまた悩んで、「せっかくきたのだから、薬ぐらい出しましょうか。でもなぁ、これといって適当な薬がないんですよ。だるさを取る薬というのは残念ながらありません」。
それじゃあというわけで、飲み過ぎたときのための胃薬をもらって帰ってきた。
何しに行ったのやら。

昼食は、へぎそば大剛で花巻そば。
花巻そばといえば掛け蕎麦に海苔がのったものをイメージしていたのだが、出てきたのはザルそば。つまり海苔ののったせいろそばだった。
まぁ、それはそれでよい。
へぎそばは、今回の地震で被害の大きかった辺りの食べ物のはず。
１日も早く被災地の方々が安心してへぎそばをすすることのできる日が帰ってくるのを願う。

午後は、気が進まないながらも、１通のメールを返さなければならない。
相手の非礼を婉曲的にたしなめるメールを出したら、逆プチ切れされたので、もう１発殴り返してやらなければならなくなったのだ。
この取引先とはビジネスライクにロジカルな付き合いがしたいのだけど、人間は感情の動物だからね。
体調が悪いので、表現も荒くなる。
これを出したらまた一揉めするなぁと思いつつ、送信ボタンを押してしまった。
やれやれ。

早めに帰宅して、マグロカマ焼き、イクラ醤油漬け、蕪とベーコンのスープ、ご飯。
今夜のメニューは実に良い。
ご飯は妻の実家から送ってきた搗き立ての新米。艶やかに光っている。
イクラは、最近、妻が生の筋子を買ってきて自分で醤油漬けにすることに凝っているのだが、段々と味が良くなってきている。いままで散々本物を食べさせてきたから、覚えも早いのだろう。
マグロは骨が多かったが、娘と２人で骨の隅々まで探して貪り食べた。
蕪という野菜は地味な存在ではあるが、炊いてもよし、漬物にしてもよし、蕪蒸しも捨てがたい。
日本に生まれて良かったなぁ～。
ただ、体調不良ゆえ、日本酒を控えざるを得なかったのが、残念無念。


満腹、満腹