我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

体重は前日比１００グラム増。
朝食は、今日も例のもの。

通勤の車中で読んでいた新聞で倉橋由美子さんが亡くなったのを知った。
彼女の小説を読み耽ったのは大学３、４年から就職間もない頃だったと思う。
パルタイ、聖少女、城の中の城、夢の浮橋…
なんとも難解で、教養に満ちて、それでいて甘美で耽美で、スノッブ心をくすぐることこの上なかった。
その影響は今も続き、私のこのブログの第１回目の日記のタイトルがカルボナーラに引っ掛けて「スミヤキストＱ」としたほどである。

しかし、シュンポシオン、夢の通ひ路、ポポイの頃になると少々鼻についてきた。
倉橋由美子も焼きが回ったななんて生意気に思ったりもしたが、結婚して子どもを産んで歳をとりながらも、初期のような作品を書き続けていたらそれはそれで気味が悪い。

何はともあれ書棚から引っ張り出して、２０年ぶりに読んでみようかと思う。

昼食は、銀座中学校の近くの洋食屋・大山。
今までここではオムライスしか食べたことがない。
そこで今日は日替りランチにしてみた。

日替りのメニューはチーズハンバーグ。
付け合せには、コーンクリームで和えたマカロニ。
これにライスと味噌汁。
味噌汁の具はクタクタになった色の悪いワカメと豆腐。
なぜ味噌汁なのだろう？洋食屋なのに。
しかも、箸じゃなく、フォークとナイフだけ。
フォークでお椀から飲む味噌汁の味気ないことよ。
ハンバーグも作り置き風のおざなりなもの。
それに彩りも悪い。せめてトマトかキャベツかパセリなどの野菜の１片でもあったら良いのに。

隣のテーブルでは美味しそうなオムライス。そして、シャキシャキ感漂う瑞々しいサラダが付いている。

大失敗。
この店はオムライス・オンリーだ。
オムライスはあんなに美味しいのに…

午後は長かった。
そして今日も眠かった。
こんな調子で果たして今月を乗り切ることができるのだろうか？
少々不安だ。
今月は仕事は諦めて、剣の道に生きることにしよう。

早々に帰宅。
夕食は、ナスとモヤシの挽肉あんかけ、スモークサーモンのマリネ（新玉葱、キュウリ、ブロッコリー入り）、カリフラワーの酢漬け、ご飯、ビール、レモンチューハイ。
野菜が美味しい季節になってきた。

食後にスイカ。

さて、これから晩酌にしよう。


満腹、満腹


倉橋由美子さんの冥福を祈って
合掌