我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

目覚めると意外なことに静かである。
台風でザーザー、ゴーゴーいってるとばかり思っていたのだが。
窓から外を眺めると、雨は上がり風もなさそう。
テレビを見たら、もう通り抜けたようだ。
電車も動いている。

体重は前日比７００グラム増。
最近は振れ幅が大きい。

いつものごとくプロテインダイエットでコレステロール薬を流し込んで出社。

昼が近付くにつれ台風一過の空。

昼食は前を通るたびにちょっと気になっていたシシリアというイタリア料理店。
イタリア料理店というものの、お洒落な店ではない。
気取らないパスタとピザ中心の古ぼけた洋食屋といった風情だ。
私が気になっていたのはナポリタンである。
今年はナポリタンがちょっとしたブームだ。
でもこの店は、流行りを取り入れたのではなく、もう何十年もナポリタンを出し続けているという雰囲気が漂っている。
しかも５００円台という価格設定だ。

階段を下りると、女性二人連れが１組だけ待っていたが、殆んど待たされることもなく席に案内された。
入り口は狭いが店内は案外と奥行きがある。
穴倉みたいな薄暗い店内に客が溢れている。

ナポリタンに魅かれて入ったのについついハンバーグを注文してしまった。
料理が来るのを待つ間、周りを観察すると、２，３人で各自パスタを１皿食べ、ピザをシェアしている人たちが多い。
四角い薄焼きのピザがここの名物のようだ。
そして、ナポリタンの量の多さ。
大盛かと思ったがそうではないらしい。
大盛とはまったく無縁そうな中年女性の前に山盛りのナポリタンが運ばれ、女性は面食らっていた。
乾麺でいえば１３０グラムぐらいだろうか。もしかしたら１５０グラムあるかもしれない。
ナポリタンを食べるときは体調を整えてから来なくては。

さて、ハンバーグはというと。
ドミグラスソースは濃厚で悪くない味だ。
だが、本体の方はというと、肉をケチってつなぎを多くしたためか、ねっとりとした食感がする。
そして付け合せのケチャップ和えスパゲッティが、乾き気味で冷めているのが興醒め。しかもそれが大量にある。

うーん、全体的に古臭いんだよなあ。
まあ、そこに魅かれて入ってみた店なのだけど。
一度ナポリタンとピザを食べてみたい気もする。

午後は週末モードで軽く流す。

夕方に、去年転勤になった元同僚が出張で出てきているので、会社の近くで飲んだ。

つまみは、焼き鳥、サンマ刺身、〆鯖、枝豆、紙かつ、水茄子、お新香、茶そば。
酒は、ビールの後は焼酎お湯割り。
４人で４合瓶１本半。他の連中よりも多く飲んだとはいえ、たいした量じゃないように思うのだが、電車に揺られているうちに少し気持ちが悪くなった。
それでも、人前で醜態を晒すほど酔っちゃいないけどね。


満腹、満腹