我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

昨晩寝るときにエアコンを切ったのが悪かった。
寒くて目が覚めた。
携帯の時計を見るとまだ６時。

ブラインドを少し開けると、東向きの窓の向うの空が赤黒く染まり始めていた。
そのまま寝付けずにベッドの上に起き上がり、空が白んでいくのを眺めていた。

伊豆の海の上に朝焼けが広がり、段々と明るさを増していく。
ふと気付くと、右手の山の際から朝日が顔を出した。


↑ これは昨日の午後にホテルの屋上から撮った風景。ほぼ同じ風景が部屋からも望める。

ベッドの中で鳥の鳴き声を聞くなんて、随分と久し振りだ。
カラスの鳴き声すら心地良く響く。

７時になってZAZIEを連れて散歩に出た。
昨日ホテルの中で顔を合わせた何組かの夫婦とすれ違う（昨晩の宿泊者は夫婦・カップルと犬の組み合わせばかりで、子連れは私たちだけ）。
愛犬家は皆早起きのようだ。

デッキテラスのドッグランでZAZIEを遊ばせている間に、ディレクターズチェアーに身を沈め、森を眺めてみた。

木々を渡る小鳥たちが見える。
そのうちの１羽が木の幹を小刻みにドラミングし始めた。
遠くてよく見えないが、大きさから判断するにコゲラだろう。
ツィーツィーと鳴いているのは雀よりも一回り小さいぐらいだから、ヒガラかコガラ、それともメジロだろうか。
双眼鏡を持ってくればよかった。

-----

昨晩は携帯から日記をアップしたため、写真を載せられなかったので、いくつか紹介。


↑ ホテルの部屋にあった黒電話


↑昨日の昼食の猪鍋

ついでに、昨晩のメニュー

地物野菜と自家製寒サバのオイル漬け
湯ヶ島産あまごのスフォルマート、近くで取れたクレソンと共に
天城しいたけのカネデルリ、スープの中で
カセレッチ（ショートパスタ）、アーモンド・トマト・バジリコのペースト和え
相馬さんがしとめた天然猪のソテー、むかご添え、ソースヴィンブリュレ
キウイのクロスタータ、そのソースと”さるなし”をのせて
カフェと小菓子

-----

ホテルを出て下田に向かった。
何かひとつぐらいは娘の勉強に役立つものをという趣旨。



昼食は下田の寿司屋で地魚握り。
伊豆白浜の郷土料理のさんま寿司、金目は生と昆布ジメ、鯵、イサキ、赤エビ、サザエ、イカ２種。
娘はイカとイサキとサザエをはずしてもらった代わりに、金目と鯵を１個づつ余計に。

私たちの前に男ばかり１０人の団体が入り計算が狂ったのか、途中でシャリが足りなくなり慌てて炊いたため、後半シャリがヤワヤワだったのが残念だったが、魚はどれも美味しかった。
特に、金目昆布ジメ、赤エビはここまで食べにきた甲斐があったというもの。

その後、愛亀家必見のアンディランド、そして稲取温泉でつるし雛を見学。
娘はつるし雛の手作りキットを土産に買って帰り、いま私が日記を書いている横で、せっせと作っている。

帰りは、伊豆スカイラインコースと海沿いに熱海・真鶴経由とで迷う。
どちらに行っても渋滞必至。
後者を選択したが、案の定、大渋滞。

稲取を出発したのが３時半過ぎだったが帰宅は８時４５分。
ZAZIEもさすがに疲れたようだ。

夕食は、大磯ＰＡでかき揚天ぷらそば。
かき揚の中身は９８％がタマネギで残りは人参。
それなのにゴボウかき揚より２０円、舞茸天ぷらより１０円高いという謎の料金設定。
納得いかない。


満腹、満腹