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我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

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2006年06月25日
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カテゴリ:鰻・寿司

あぁ、今日も食った飲んだ。

今日のスポーツクラブはお休み。
クラブが休みなのではなく、私が休み。
踵の調子が良くない。
なにがどうなれば痛いというのでもないし、ひどく痛むというのでもないのだけど、無理は禁物だ。
4年前も痛みがあるのに、通い始めたたばかりなのでせっせとスポーツクラブに行っているうちに面倒なことになった。

それでも散歩ぐらいはいいだろう。
痛むようなら引き返してくればよい。

と、思いつつ、案外と遠出してしまった。
たまプラーザの手前の三井住友銀行を駅と反対の左に折れて坂を登っていく。
商店街を抜けると、道路の向かい側は豪邸が立ち並んでいる。
あざみ野にも豪邸はあるが、この辺の豪邸は一段とお金が掛かっている。
要塞のようだ。
実際あちらにもこちらにも警備会社のステッカーが貼られ、監視カメラが目立つように設置されている。
金を稼げば豪華な家は建てたし、かといって豪華な家を建てれば安心して暮らせない。
金持ちも大変だなぁ。

そんなことを考えていたら、知り合いの某一流官庁事務次官経験者の息子が言っていたことを思い出した。
彼の父が次官になった時の母親は継母で、今で言うセレブだった。

彼曰く、「次官になるには金が必要なんですよ。なにも出世のための工作資金じゃありません。出世するにつれ、家にやってくる人が増えるのです。例えば、記者は毎日のように来ます。父が帰宅する前からやってくるのです。いわゆる番記者の夜討ち朝駆けですね。家の前で待たせるわけにいかないですから彼らの詰め所が必要です。次官ともなれば粗末な部屋じゃ格好がつきませんし、それなりの食べ物や飲み物も必要です。しかも毎日。役所の給料だけじゃやっていけません。だから出世する役人は自分が金持ちの出じゃなければ、金のある嫁をもらうしかないのです。その点、私の父は後妻で上手いことやりました。義母には感謝してます」。

役所ほどじゃないだろうが、自分も出世するにつれ家にやってくる人々が増えるのだろうか?
そうだとするなら、いつまでも3LDKのマンション住まいじゃいけないな。

なんて、獲らぬ狸の皮算用とはこのことだ。

昼食は、スパゲッティ・ミートソース。
娘が、「挽肉と玉葱だけのトマトソースを、麺の上に載せたスパが食べたい」と言う。
どうせすぐ混ぜ合わせるのだから最初から混ぜてあったって良いじゃないか、と言ったら、「だって、上に載ってる方がおしゃれな感じがするんだもん」と。
どこがどうオシャレか分からないが、娘もいろいろ難しい年頃になってきたということだろう。

かといって、娘の言うとおりにする私でもない。
赤ピーマンをフードプロセッサーで微塵に切って、よく炒めた玉葱、挽肉に合わせてトマトソースを作る。

そのソースをアルデンテの麺の上に載せたら、チリホットソースとたっぷりの粉チーズを振りかけて、一気呵成に食べる。
急いで食べなきゃ麺が伸びてしまう。

美味。
出来作である(最近でこそさすがに言わなくなったが、我が娘、以前は「力作」とか「傑作」と言いたいときに、「出来作(できさく)」と言っていた)。

午後は、図書館にいったり部屋の片付けをしたりして過ごす。
休日は時の過ぎるのが早い。

夕食は、鶏ごぼうご飯がメイン。
これは簡単だ。ご飯を炊くときに鶏ごぼうご飯の素を混ぜて炊飯器のスイッチを押せば良いだけだ。
それから、中華蒸し茄子。
これは、ウーウェンさんのレシピがベース。
これも簡単。
茄子の皮を剥いて、塩と片栗粉を降って蒸すだけ。
そこに青葱と茗荷を散らし、胡麻油+醤油+酢(1:1:1)のタレを掛け回すだけ。
でも、これが実に美味しい。
暑くなると共に益々美味しく感じられるに違いない。

もう一品。
変わり冷奴。
豆腐に葱とちりめんじゃこを載せ、そこに煙が出るほど熱した胡麻油をジュッと掛ける。
葱とジャコの香りがプーンと立ち上る。
胡麻油が重なったので、こちらには太白胡麻油を使う。

さらに、メカブも。

あぁ、そうだ。もう1品、鰻蒲焼も。
3人で1尾。
なんだか、1杯のかけそばみたいで慎ましやかである(ホントにそうか?)。

いずれも美味。
今日は昼も夜も会心の出来だ。

これだけの料理が出来るなら仕事をリタイアした後、瀬戸内の海のそばで週末限定・1組限定のオーベルジュを開こうかと思ったりもする(毎日はしんどい)。

ちなみに、月曜から金曜はもちろん剣の修行だ。

皆様、20年後にお待ちしています。
今から予約してくれたら、大サービス保証。
ペット連れ可です。


満腹、満腹









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最終更新日  2006年06月25日 21時43分04秒
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