我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。

昨晩は眠れなかった。
湿度のせいもある。
が、そればかりではない。
今日から新しい職場だ。

新しい組織を任されたのだが、部下は２人しかいない。
可能性は広がっているが、たった２人の部下と共にどこまでできるのだろう？

部下などいなくて自分ひとりで仕事を請け負う方がどんなにか気楽だ。
自分の実力はある程度分かっているし、出来ても出来なくても自分ひとりで背負うことができる。
いままでもずっとそんな調子だった。
組織の中にありながら一匹狼的にと言えば聞こえは良いが、単に組織に囚われずに好き勝手やってきただけである。
が、ついに名実共に中間管理職になった私は、実力の分からない新しい相棒２人のこれからを双肩に載せて、さて飛び立てるのだろうか？

私も人並みにプレッシャーを感じる人間だったということだ。

そんなこんなで、食欲がイマイチ。
昼は寛文五年堂でなめこおろしそば。
なんとも可愛らしい、１センチほどのなめこが散らされて、胃も心も休まる思いがする。
サービスの季節のご飯。
一見して筍ご飯に見え、今頃の季節のご飯が筍かと一瞬落胆したが、食べてみると生姜ご飯だった。
新生姜の季節である。

今日一日は挨拶回りで終わり、最後も社外に挨拶に出て、そのまま大手町で３人で一杯やった。
「３人だけなんだから、言いたいことがあったらどんどん言ってくれ」と言いながら、私の独演会だった気がしないでもない。



満腹、満腹