我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も食った飲んだ。


今朝も昨日と同じ電車に乗ったが、昨日のような混雑はない。
車両を１両ずらして乗ったのが良かったのか、それとも昨日が特異だったのか。

昼食は、思案橋でチャンポンを食べようと出かけたのだが…
ないのである。
店が見当たらない。
久し振りだけど確かこの辺りだったよなと思う場所には、空き地と内装工事中の飲食店。
空き地と工事中のどちらかにあった筈だ。

随分流行っていたように思うのだが、つぶれたのだろうか？

さて？そうするとどこへ？
この辺にはあまり選択肢はない。

銀座中学校の近くに満留賀というそば屋があるのを思い出して、行ってみた。
この店には夜に一度飲みに来たことはあるが、昼は初めて。

店の入り口で食券を買うシステム。
何にしようかと横の壁に貼られたメニューを見ると、「鴨せいろ（国産生鴨肉使用）」の貼り紙がある。
迷うことなくそれである。
値段も、成冨に比べたら随分と安い。

出てきたそばを見ただけで頬が緩んだ。
鴨肉の量がしみったれていない。
汁には溶け出した脂がテカッている。
麺の量も多い。

そして味。
これぞ鴨そば！
噛めば噛むほど鴨らしい味わいが広がる。
麺もなかなか。

期待せずに入った店だけに、とても幸せな気分。


一つだけ不満を言えば、煙い！
今の時代、食事の店は昼食時には全面禁煙かせめて分煙を進めて欲しいものである。
食事中にタバコの煙が漂ってきたのでは、料理人がどれほど美味しい料理を作っても、吸わない人間にとってはちっとも美味しく感じられない。



帰りの電車の中でのこと。
車内で立ちながら缶ビールを飲んでいる中年男を見た。
普通の勤め人風に見えたが、小脇に飲みかけの500ml缶を器用に抱え、夕刊紙を読みながら時折ぐびっとやる姿は素人ではない。
ベテラン車内ドリンカーだろう。

車内で通勤客が飲んでいるなんてのは上野発の宇都宮線、高崎線、常磐線の専売特許だとばかり思っていたのだが、我が田園都市線にもいたとはね。
まあ、あの３線の場合はビールじゃなくてワンカップらしいが。


満腹、満腹