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カテゴリ:牡蠣
あぁ、今日も… 昼に寿司を食べようと鮨竹若に行ったら、店の前に何人か並んでいた。 コンワビルのRASAに行っても、列が出来ていた。 どうしたんだ? で、にし邑を覘いたら、すかさず店員が扉を開けて「いらっしゃい。どうぞ中へ」。 待ち客が5,6人いたが店員の勢いに負けて店内に。 当然、カキフライである。 ここのカキフライは、レモン、タルタルソース、岩塩が付く。 もちろん、トンカツ屋であるから、トンカツソースもウスターソースもある。 この店のタルタルソースは洋食屋のそれより軽やかな感じがして食べやすい(市販のマヨネーズに混ぜものをしただけという説もあるが)。 洋食屋のはいかにも自家製風であるが、私には重くてつらい。 とはいえ、メインは岩塩である。 普通の塩と何か違うかと言われても、食べ比べ(舐め比べ?)たことがないので良く分からないが、味わい深い気がする。 味わい深いということは雑味が多く含まれているということだな。 塩の純度が高ければ高いほど、味に違いはなくなっていくのは当然だ。 それなのに、やれアンデスの岩塩はどうの、ヒマラヤの岩塩はこうだ、と諸説あるならば、混じり物がその味の違いを作り出しているということだ。 お酒も同じ。 芋焼酎の芋の香りが香るのは蒸留が不十分で芋の成分が残っているからだ。 何事も純粋であれば良い、完成度の高さが高品質の証し、なのではない。 話変わって、店内にはこの店の娘であろう小学生の女の子が手伝いをしていた。 常連と若女将?の会話によれば、土曜日に学校行事があって今日は代休らしい。 その子を見ていて、ふと、前の会社の後輩を思い出した。 彼の実家もトンカツ屋で、一度、宴会で使ったことがある。 トンカツはもちろん刺身などの宴会料理も美味しかった。 皆が口々に「良いなぁ。毎日こんな美味しいものが食べられて」というと、彼は「そんな良いものじゃないです」と首を振った。 「そりゃ毎日が揚げ物じゃないですけど、やっぱり頻度は高いですよね。それに、両親が店で働いているから、僕ら子供もお客さんに混じってカウンターの隅っこで食べるんです。常連客にあれこれ声を掛けられるのが嫌だったなあ。それから、大学に入ってからは、何も言わないのに毎晩オヤジが黙ってビールやチューハイのジョッキを差し出すんですよ」 ま、彼はどちらかといえば気弱で物静かなイメージだったし、酒も飲まないわけではないが好んで飲むタイプではなかった。 だからこそ、そんな環境にあってもスマートな体型を維持できたのだろう。 私だったら子供のころから超肥満の道を歩んでいたに違いない。 にし邑のお嬢ちゃんも、今はお母さんやお祖母ちゃん?に負けじと愛想良く「ありがとうございました」なんて声を張り上げているけど、思春期になったら家がトンカツ屋であることに嫌気がさすのだろうか。 それとも看板娘、やがては若女将と素直に育っていくのだろうか? 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月10日 22時49分16秒
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