我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

2011/02/04(金)21:38

酒飲み三代 (祖父も父も毎晩飲んでいたけど、量は少なかった)

お酒、宿酔(169)

子供の頃、父がウィスキーの水割で晩酌をする姿を見て育った。 (ちなみに、祖父は夕食の前に菊正宗の熱燗で晩酌していた。) そんな父が、大学生になって夏休みに帰省した私に「これ、やるよ。持って帰りなさい」と渡したのが、ジムビームだった。 父は国産かスコッチを好み、バーボンには興味がなかったようだ。 そして、ジムビームが私にとって初めて飲んだバーボンになったのである。 しかし、当時は舶来のウィスキーといえば最低でも5千円はした時代だ。 その後、バーボンを口にすることなど何年もなかった。 それだけにジムビームの旨さが私の中で美化されたように思う。 いまだにバーボンを買うときはジムビームを選ぶことが多い(安いのも大きな理由だが。今や安売り店なら千円ちょっとで買える)。 飲み方はストレートだ。 バーボンではないが、シーバスリーガルがかつて「氷で割り過ぎないでください」というコピーの広告を出していて、「旨いウィスキーはストレートに限る」と信じて疑わなかったのである。 若かったから。 が、しかし、私も歳をとった。 相変わらずストレートでも飲むが、ソーダ割りで飲むことが増えた(つまりはハイボールだ)。 そして、今夜も最初はちびちびストレートで飲んでいたのだけど、このままでは飲み過ぎると思って、水割に変えてみた。 すると… 旨いんだな、これが。 ストレートで飲むよりも、香りが柔らかくなるし、味も甘みを増した気がする。 炭酸の刺激で誤魔化さないだけに味と香りが直接に味覚と嗅覚に伝わるのだけど、ストレートとは違った旨味が口中と鼻腔に広がる。 やっぱり、歳をとったのかな? ちなみに、今夜は国産でもバーボンでもスコッチでもなく、Canadian Clubだ。 満腹、満腹

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