脇が甘い日本の私

財布に小銭が溜まって膨れ上がっている。 よって、今日のランチは小銭を減らすことが目的だ。 と言いながら、小銭が全部でいくらあるのかも確かめずに出掛けたあたりに、私の脇の甘さがある。 とはいえ、ざっと見たところ、吉野家や小諸そばで使い切る金額ではなさそうだ。 暖簾をくぐったのはそば屋の桂庵だ。 小諸そばよりはちょっと高いが、銀座らしからぬ「近所のそば屋」水準の価格帯である。 で、ついつい調子に乗って鴨南蛮を注文してしまった。 鶏南蛮や肉南蛮なら小銭を大量に消費できたのに、鴨南蛮を食べたばかりに小銭だけではわずかに足りなかった。 結局は、千円札を出して小銭を増やしてしまった私である。 やれやれ