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銀座といえども、高級感のあるオシャレな店ばかりではない。 私鉄沿線の駅前の商店街からすらはずれた場所にある、何の個性もないラーメン屋よりもさらにしょぼい店も、時々ある。 なぜ銀座に出店しているのか、意味がまるでわからない店もたまに見る。 ま、そこまでは言わないが、銀座らしからぬラーメン屋に今日は入ってみた。 名を銀座亭という。 何のひねりもない店名だ。 何度も店の前を通っていて、知らなかったわけではないが、まるで視野に入っていなかったのに、気まぐれだろうか、急に気になったのである。 店内はカウンターだけで、ラーメン屋以外の何物でもない。 意外にも若い女性のお一人様もいる。 炒飯や焼きそばの注文が多いみたいだったが、私はタンメンを選んだ。 期待どおりのタンメンの味だった。 これでいい。 私にとってのタンメンのスタンダードは、新卒で入った会社の社員食堂のタンメンだ。 私の故郷のラーメンは塩味スープで、故郷を離れて以来、醤油味だとか味噌だとか豚骨ばかりでウンザリしていたところに、ま、塩ラーメンとはいくぶん違うのだけど、タンメンのスープを口にして、なんだか安心した覚えがある。 「思い出は美しすぎて」なのかもしれないが、あの会社の社食は美味しかったように思う。 タンメン、天せいろ、寿司コーナーの渡り蟹の味噌汁も懐かしい。 業界再編で会社は消えてしまった。 閑話休題。 銀座亭、結構使える店かも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月04日 21時33分49秒
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