我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

今日は東京近郊の温泉街で、全国規模の参加者が集う会議に出席した。
この会議は東京、大阪、名古屋の組織が毎年持回りで幹事を務め、今年は東京の担当ということで私も運営スタッフの一員である。
と言っても、会場となるホテルの通路に立って、来場者に会場の方向を指し示すだけの役目だ。

スーツにネクタイ姿で通路に立っていると、ホテルスタッフと間違えて声を掛ける一般客が数人いた。
レストランはこっちでいいの？とか、土産物売場はないのか？とか。
一人のジジイが「トイレはどこだ？」と聞いてきた時は、あまりにも横柄な聞き方だったので、トイレの目の前だったけど、「さぁ？知らない」とこちらも横柄に答えてやった。
すると、ジジイが怯んで動揺している様子を見せた。
少し反省。
「私もついさっきここに来たばかりだから」と素っ気なく言い訳すると、ジジイは「あぁ…。そ、そう」と口ごもりながら去っていった。

ちょっと意地悪だったかな。
だけどね、せっかくの旅行を楽しみたいなら、たとえホテルの従業員に対してでも高圧的な物言いは良くない。

ま、観光地に来たのに、ダークスーツの大集団がホテルを占拠していたら、そりゃ興醒めだよな。
申し訳ない。