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カテゴリ:単身赴任
今日は祇園祭の前祭山鉾巡行だ。
仕事は忙しいのだけど、2週間前に払い戻し不可の有料観覧席券を予約し、仕事仲間には「17日だけはダメ」と言い続け、なんとか追手を振り切った。 この時期はいつもの格安1日フリー切符はないし、祭の真っただ中に車で来るわけにもいず、交通費が高くつく。 そして、とてつもなく蒸し暑い。 それでも、こんなチャンスは2度と巡ってこないかもしれないのだ。 席を選んだわけではないのだけど、有料観覧席のドン詰まり。 ハズレかと思ったらトンデモナイ。 稚児さんは降りてくるわ、辻回し(山鉾の方向転換)は間近に見られるわでとても良い席だった(ついでに、木陰だ)。 今年の稚児さんは、有名な漬物店・西利の社長の息子だそうだ。 稚児さんは汚れた地面に足を付けてはいけないということで、肩車で降りてくる。 山鉾をとりまく前懸、胴懸、見送は平山郁夫あり、梅原龍三郎あり、和洋中ありだ。 蟷螂山はカマキリの人形が動いて楽しい。 月鉾の浴衣がなかなか粋だ。 生身の稚児さんが乗っているのは先頭の長刀鉾だけで、あとは人形である。 鉾の辻回し(方向転換)のときは、車輪の下に割り竹を敷いて水を撒き、掛け声とともに引っ張る。 これを3、4回繰り返す。 そして、新町通りの狭い道に入っていくのだ。 巡行は、先頭の長刀鉾が目の前を通り過ぎてから、最後の放下鉾が辻回しをして新町通りに消えていくまで、2時間を超えた。 暑さには参ったが(何度も救急車のサイレンを聞いた)、大満足だ。 その後、八坂神社に詣でてちまきを買い求め、四条通周辺で解体の始まった山鉾をしばし眺めた後、京極スタンドで少し早目の晩酌を楽しみ、高砂に戻った。 妻や子には申し訳ないが、関西で暮らす幸せを感じずにいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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