十兵衛、武蔵、千葉真一
あぁ、今日も食った飲んだ。せっかくの休みなのに今日も早朝から目が覚める。朝食は、御飯、黒胡麻ふりかけ、ウィンナー、ヤクルト、プーアル茶。ZAZIEの散歩に出たら暑い。Tシャツに半袖の薄いシャツを引っ掛けただけなのに、汗ばんでくる。今年の夏も暑くなるのだろうか。昼は妻がなにか食べに行こうというので、恵比寿の中華屋に出かけてみた。目的の店の手前で、一滴八銭屋を発見。西新宿で働いていた頃のお気に入りのうどん屋だ。もう3年半以上食べていないが、時々ここの元気玉や黒肉、白肉うどんを食べたい衝動に駆られる。ただ、ここでうどんを食べてしまったら恵比寿まで来た甲斐がない。目的地は胡同四合坊という名の店。路地の長屋というような意味だろうか。薄暗くて無造作な内装にスローなジャズが流れているお洒落な店。ジャズなんかじゃなくてステレオタイプな中国の音楽を流してくれた方が気分が出るのに。今日は北京ダックが食べたい気分だったのだ。ちょうど上手い具合に北京ダックのランチコースがある。駅から数分歩いただけなのに暑くて仕方ない。よって、まずは青島ビール。ちょっとぬるい。前菜は、そら豆とたらの芽、蒸し鶏、筍。次に酸辣湯。そして北京ダック。まぁ、お手頃な価格のランチコースで出すものだから味を追求するのは野暮というものだが、それでも久々の北京ダックに舌鼓。噛んだらジュワーっと、えもいわれぬ香ばしい油が口中に広がるような北京ダックを食べるなら、やはり最低でも3倍ぐらいのお金を払わなければならない。青島ビールをもう1本。私は素揚げした鱸の葱ソース、妻は茄子の炒め物をチョイス。鱸は随分とボリュームがある。茄子は少し醤油の味が濃い。かめだし紹興酒。ハマグリの麺。昼なのでそろそろお酒はやめて、鉄観音。デザートに雑穀のぜんざい。様々な穀類がすこし微妙な歯触りでいい具合だ。腹が膨れた。帰宅して昼寝。目覚めてそれほどお腹も空いていなかったが、娘は空腹なようなので食べることにした。焼き穴子、筍、焼きイカ、枝豆、雑炊。穴子と筍は妻の実家から今日届いたもの。瀬戸内の穴子はやはり美味しい。酒はベルギービール、シメイのプルミエール。食後に、柳生十兵衛七番勝負を見る。NHKの時代劇ではおなじみの村上弘明が十兵衛を演じている。村上弘明じゃスマート過ぎて野性味が出ないのではと思っていたが、なかなか堂に入ったもの。と、思っていたら今日の回には宮本武蔵役で千葉真一が出演。柳生十兵衛といったらやはり千葉真一である。魔界転生で、エロエロなんたらと呪文を唱えるジュリーを、千葉真一演じる十兵衛の刃が迎え撃つ。あれからもう20年は過ぎたと思うが、未だに我が国の俳優で剣豪といえば千葉真一の右に出るものはいないだろう。村上弘明と打ち合うシーンでも、千葉真一の動きそして切っ先の鋭さが際立っている。そのうち七番勝負のDVDが出たら買おう。満腹、満腹