たまにはジャンクにいこう
最近弱ってきたせいだろうか、一食一食を無駄にできないという気持ちを持つようになった。立ち食いそばとかセルフのうどんとかラーメンで大切な食事が終ってしまうなんて、考えただけで惜しくてならない。とはいうものの、そういうジャンクな食べ物が時々無性に食べたくなるのも事実だ。今日も昼になって、さて何を食べようと思って思い浮かんだのが、炒飯&餃子である。でも、これが難しい。銀座で適度な量と値段の炒飯&餃子のセットを私は知らない。もちろん、それぞれを単品で置いている店は山ほどある。しかし、単品で炒飯&餃子にすると量も値段もだいぶオーバーする。で、まぁ、餃子は諦めて炒飯だけにすることにして、銀座亭に出かけた。炒飯と決めていたのにいざ店に入ると迷って品書を見たのだが、この店ではそんな客は私だけのようだ。次々と入ってくる客は座るのももどかしそうに、「タンメン。小ライス付けて」とか「中華丼、大盛りで」とか勢いよく注文し、出てきた料理をガシガシと食べてさっさと店を出ていく。私も負けじとガシガシ食べるが、なんとなく遅れ気味。ちょっと口惜しい。蛇足電車の中からホームに立つ太った女性を見て、ふと思った。ナンシー関が失われた後のインテリ・サブカルチャーのあるポジションを襲ったのがマツコデラックスなのではないだろうか、と。ナンシー関が生きていたら今のマツコの露出はなかったように思う。考えてみて欲しい。ナンシーとマツコのツーショット。かなりキツイぞ。