2005/07/15(金)09:33
噂(世間様バージョン)
中国の一般社会にももちろんあらゆる噂。
マスコミが政府のコントロール下にあるため、余計尾鰭が付きまくる。
北京の建国門近辺で、解放軍の兵士が銃を乱射した事件があった。
この事件で某国大使館員の子どもも巻き添えになり、9名が死亡。
事件を起こした兵士も武装警察官に射殺されて、事件は幕を閉じた。
が、報道されず噂として流れていたもうひとつのニュース。
警官隊が犯人を射殺する際、周囲の野次馬二十数名が巻き添えで死亡。
ありそうな話だけど…野次馬近付き過ぎって言うか。
警官の皆さんも、銃の腕前が悪過ぎます。
北京の副市長が汚職の発覚で自殺した、と報道された。
でも、みんな「あれは口封じに殺されたんだよ」って言ってたなあ。
ある知人はその問題の副市長の親族だったんだけど、
「物言えば唇寒し」と口をつぐんでいたっけ。
巻き添えを食ったら堪らないから。
中国人ってそういうところはすごくガードが固い。
数千年を政争の中で暮らしてきた人たちだけのことはある。
北京の某所に、某地方から出稼ぎに来た人たちが集まる「村」がある。
強力なコミュニティができていて、よそ者は入れない。
うっかり入りこんで、出て来ない人もいるという噂もあった。
「村」は再開発が決まり、強制的に取り壊されることになった。
住民(中国の戸籍法から言えば不法居住者だが)は当然立退き。
無人の「村」を取り壊し中、何人分もの人骨が出てきた。
それも、バラバラに切断されている。
そこは、うまい肉まんを出すという評判で大繁盛していた店の跡。
肉まん屋は取り壊し前に逐電し、行方知れずになっている。
その辺りで肉まんを食べたことはなかったっけ、と考えてしまった。
日本にも昔そんな事件があったけど、中国もこの手の話は時折聞く。
こういう方面に関しては孔子様の頃からの歴史もあるし。
やっぱり世間の噂って結構生臭い。
藁の方が牧歌的…ってそういう問題じゃないか。