だだもれ堂筆記

2005/07/15(金)09:33

噂(世間様バージョン)

旅行けば(377)

中国の一般社会にももちろんあらゆる噂。 マスコミが政府のコントロール下にあるため、余計尾鰭が付きまくる。 北京の建国門近辺で、解放軍の兵士が銃を乱射した事件があった。 この事件で某国大使館員の子どもも巻き添えになり、9名が死亡。 事件を起こした兵士も武装警察官に射殺されて、事件は幕を閉じた。 が、報道されず噂として流れていたもうひとつのニュース。 警官隊が犯人を射殺する際、周囲の野次馬二十数名が巻き添えで死亡。 ありそうな話だけど…野次馬近付き過ぎって言うか。 警官の皆さんも、銃の腕前が悪過ぎます。 北京の副市長が汚職の発覚で自殺した、と報道された。 でも、みんな「あれは口封じに殺されたんだよ」って言ってたなあ。 ある知人はその問題の副市長の親族だったんだけど、 「物言えば唇寒し」と口をつぐんでいたっけ。 巻き添えを食ったら堪らないから。 中国人ってそういうところはすごくガードが固い。 数千年を政争の中で暮らしてきた人たちだけのことはある。 北京の某所に、某地方から出稼ぎに来た人たちが集まる「村」がある。 強力なコミュニティができていて、よそ者は入れない。 うっかり入りこんで、出て来ない人もいるという噂もあった。 「村」は再開発が決まり、強制的に取り壊されることになった。 住民(中国の戸籍法から言えば不法居住者だが)は当然立退き。 無人の「村」を取り壊し中、何人分もの人骨が出てきた。 それも、バラバラに切断されている。 そこは、うまい肉まんを出すという評判で大繁盛していた店の跡。 肉まん屋は取り壊し前に逐電し、行方知れずになっている。 その辺りで肉まんを食べたことはなかったっけ、と考えてしまった。 日本にも昔そんな事件があったけど、中国もこの手の話は時折聞く。 こういう方面に関しては孔子様の頃からの歴史もあるし。 やっぱり世間の噂って結構生臭い。 藁の方が牧歌的…ってそういう問題じゃないか。

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