だだもれ堂筆記

2006/06/05(月)22:53

飼う気?

子どもを学童に迎えに行った帰り道、未舗装の農道を自転車を押しながら 子どもと2人で歩いていたら、急に子どもが騒ぎ出した。 「お母さん、ザリガニがいるよ、大きいよ」 どれどれ、と道端の細い水路を覗き込む。草や溜まった泥が邪魔で見難いが、 確かに結構立派なザリガニが鎮座ましましていた。 「お母さん、獲れる?獲れたら獲って」 そりゃあ獲れないことはないけど、獲ってどうするの? 「僕飼ってみたいな」 飼うんだったら毎日餌やったり水取り替えたり世話しないと死んじゃうよ。 本当に飼える? 「うん♪」 (安請け合いしおって)じゃ、世話しない日があったらすぐ逃がすからね。 とはいえ、学校帰りでまさかザリガニ釣りの糸やするめの足がある訳ではない。 家に帰って子どもに網を持ってこさせる手も考えたが、その間にザリガニは 逃げてしまうかも。ええい、この場で取ってしまえ。 とはいえ手で獲る気にはなれない。己の手を汚してまで獲りたい訳ではない。 田植えの準備で刈り取られた丈夫な草の茎が近くに落ちていたので、 それを1本ずつ両手に持って、片方でザリガニが後退できないようつつき、 もう片方ではザリガニを挑発してハサミで挟ませる。 ザリガニは馬鹿なので上手く挑発に乗って茎をつかむ。 あっという間にあぜに放り上げられた。むははは。ざまあ見ろ(誰に 子どもは「お母さんすごーい」と尊敬の眼差し。 そりゃああんた、年季が違いますがな。 まだ一丁前に威嚇するザリガニを草の茎ごと自転車のかごに放り込んで帰宅。 バケツに水を入れてとりあえずザリガニを入れる。 威嚇しすぎてひっくり返ったままになっている(笑 起こしてやってもすぐひっくり返るので仕方なく放置していたが、 後で見るとちゃんと普通の姿勢に戻っていた。元気な奴だ。 餌は何だっけ、と思ったが、ちくわがあったので夕方帰宅してきた夫が 子どもと一緒にちぎったちくわをくれてやる。 その時は食べなかったが、さっき見たらちくわはきれいになくなっていた。 なかなか反抗精神の旺盛なザリガニだ。 さて、この客いつまで家にいることやら。 去年は巨大な亀が乱入してきたりしていたが… 亀よりはよほど穏やかだ。箱の中でがさごそ暴れないし。 これ1冊あると結構便利かも、と思ったなあ…

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