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誰が年俸を上げたのか

年俸の大幅な引き上げ



合併の問題となっているのは年俸が上昇したためです、この15年間で年俸だけでも3倍以上も上がりました。そのために球団経営がうまくいきませんでした、それでは誰が年俸を引き上げたのでしょうか

西武が引き上げた年俸



それは西武と巨人です、厳密に言えば西武が年俸を引き上げたが体力が続かず巨人が年俸を引き上げたというのが実情です、

プロ野球の年俸は巨人があげたと思われている方が多いと思われていますが実際に相場を仰げたのは西武です、
昔の巨人は儲かっているのにもかかわらず阪神のように渋ちんでした。

日本プロ野球選手会が発表している選手の平均年俸によりますと89年が1246万円でした。それが2004年には3805万円と3倍以上も年俸が上がっています、
年俸が大幅に上がった原因はFA制の導入でした。93年には前年比11,6%94年の導入時には20%、95年には14,6%と大幅に増えました。96年には3,2%の増加にとどまっています。
最近は年俸の増加も緩やかになり03年には過去最低の1,6%増となっています。

球団別で見ると89年には西武が1691万円で1位2位
は中日で1559万円、第3位が巨人の1556万となっていました。最下位がロッテの1067万円となっています。それ以来西武が年俸引き上げのリーダとなり年俸をつり上げていきました、

94年は西武が3852万円なのに対して巨人は3200万円と652万円もの差が開きました。しかし95年からは巨人の年俸が946万円も上がって4146万円に対して西武はたったの5万円増の3857万円となり始めて巨人の年俸が西武を抜きました。
この85年の時点で西武が年俸を引き上げるのが限界に達してしまいました、

それ以降は巨人が年俸を青天井のように吊り上げてついに巨人の年俸は2001年には6431万円とピークに達しました。
2003年は松井が抜けたために5973万円まで下がりました。

89年当時と比べて年俸が1位のチームと最下位のチームの格差が広がっています
89年には1位の西武と最下位ロッテの賃金格差が58,5%しかありませんでしたが2003年には1位の巨人と最下位の広島の賃金格差は125%まで広がってしまいました。

実際の年俸は



選手会は近鉄の年俸は18億などとほざいています、選手会が出す年俸は皆基本給しか含まれず外国人が含まれていないために実際の年俸よりも低く出る傾向にあります、経営側がいうのには年俸だけで30億かかっているそうです
実際の今年の年俸は4000万泊だならないと思われます。

年俸削減を



今のプロ野球の年俸は明らかに高すぎます、95年の西武が年俸を吊り上げるのをあきらめたように身の丈にあった年俸でらば合併や1リーグ制といった問題も出なかったのですが、今は年俸が青天井になってしまいそれがプロ野球の合併へと進ませています、選手会側も雇用を守りたいのならば裏金禁止、年報の半減、胸スポンサーの採用、日本シリーズに冠スポンサーの導入などといった支出削減と収入増加のりいょう面の政策をとるべきではないのでしょうか、


各年度平均年俸

88年 1246万 89年 1328万 90年 1526万 91年 1688万 92年 1759万
93年 1963万 94年 2355万 95年 2700万 96年 2787万 97年 2908万
98年 3060万 99年 3218万 00年 3284万 01年 3389万 02年 3455万
03年 3512万 04年 3805万


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