ダイエーの苦境から見えてくる物(2)
ダイエーから見えてくる日本の問題点石油の値段などが上がっているにもかかわらず物価は緩やかながら下がっています、給料も前年割れが続いているために個人消費が盛り上がらずにスーパーの売上も既存店店舗では前年割れが続いています、このような時期に売上を伸ばし利益を上げるということは非常に難しいのです、悪化するダイエーの経営ダイエーは過去2回債務放棄をしています、1回目は01年に優先株を1200億円発行しました、2回目には優先株の発行や債務放棄により5200億円も債務放棄をしました、ダイエーは借金を返すために財務体質のよい子会社などを打ってきました、しかしダイエー本体の売上高が伸びずまた利益も上がらない状態が続い他ために2年前に比べて借金が増えてしまいました、01年度のダイエー単体の売上高が1兆7312億2200万で営業利益が217億2200万円で利益率が1,24%となっていました、また売上高に占める借金の比率は50,95%でした、しかし03年には売上高が1737億円も減りました、しかし借金のほうが445億円か減りませんでした、その結果売上だがに占める借金の比率が2,82%上昇して53,77%になりました。また利益のほうも約62億円も減ってしまい利益率が1,24%から1%へと減りました、03年度も売上だがが1000億円以上も減り利益も大幅に減少してしまい利益率もついに1%の大台を割り0.95%になってしまいました、逆に借金が1400億円以上も増えてしまいました、ダイエー自体の財務体質は2年前に比べても更に悪化をしています、不良債権を切り離したい銀行団からしてみても自分たちの手をわずわらすよりも再生機構に送ってしまったほうがよいと考えるのが当然のことだと見えてきます、ダイエーだけの問題ではない今景気が良いといっても輸出と設備投資だけが好調であり国が緊縮予算でまた給料も下がっていることから個人消費が伸びなくなっています、国民総生産の半分以上を占める個人消費が伸びないために本格的な力強い景気回復が感じられなくなっています、ダイエーをどうするかという狭い考えではなく力強い景気回復を実現しなければ小売業などがまたダイエーの2のまいにならないか心配になってしまいます、