マルベリー家のミミズとエコガーデン

　私の庭の主役は、桑の木です。しかも全国的にもめずらしい「しだれ桑」。しだれ桑は突然変異種で、実成させることは出来ません。私の住む町では、昔から養蚕が盛んで、県の蚕業試験場でこの「しだれ桑」を接木育成し無料配布していたため、これを育てている人はかなり多いと思われますが、他所ではほとんど見かけないものです。
　放っておくと先端が接地して、さらに匍匐していきます。
今思えば、このしだれ桑育成のために、駐車場スペースのアスファルト3箇所を５０センチ平米切り取った時から、小さな庭作りが始まったようです。画像は2006年8月初めのもの。樹齢約１２年くらいでしょうか。
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　このしだれ桑も、少し小ぶりですがたくさんの実をつけます。子供のころ口の周りを紫色に染めて食べた記憶のある方も多いと思います。桑の実は鉄分、カルシウムなど栄養が豊富で、葉、根などとともに漢方薬に利用する場合が多いようです。
　桑の実には方言が多く、関東地方では「ドドメ」、関西では「フナメ」「ツバメ」などとよばれ、私の地方では「クワゴ」「カゴ」などとよばれています。この庭の案内人「桑吾」はそこからとりました。