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今日は、水の光る町の水のお話。
何度も書いたが、わが町は水のあふれる町だ。 「伊達の水がめ」ともいわれる。 阿武隈川と広瀬川の合流地点であり、宮城県との県境で阿武隈川が急に狭くなるため、豪雨にあうと、たちまち水位が上がり、広瀬川からの水流が逆流して、わが町の中心部は水がめ状態になるのである。 我が家は新興住宅地にあるため、その心配あはあまりないが、そこかしこに遊水地がある。その内の最大規模の遊水地の一角にメダカの生息地という看板が掲げられていた。 この少し上においしい米のできる水田が広がる。 しかし、皮肉なことにこの水田は、昔は毎年のように旱魃に悩まされる地であったようだ。 当時より川の氾濫に翻弄される一方、水不足の解消も図らねばならいという矛盾に悩まされていた。 300年から400年位前に砂子堰と東根堰が作られ、水不足は解消されたということだが、洪水との戦いは今も続いている。 この水田地帯では、最近「ホタル」も多く見られるようになってきた。メダカは水域限定だが、ホタルの生育環境は広がっているようだ。 さて、この水田をめぐる用水路の水は四散した後、伝樋川に集積、そして再び広瀬川に注ぐわけだが、この伝樋川沿いにはハウス栽培が目立って多い。 そして、そのハウスの近くには例外なく井戸が掘られている。意外だったのはそのハウスのほとんどがイチゴ栽培だったことだ。 この川とは別な川「塩野川」で、驚くほどうまい「イチゴ」を出荷している人は知っていたが、伝樋川も同じ状況のようだ。後で聞いたことだが、わが町は福島県ではイチゴの出荷量が一番だという。 イチゴは水を好む植物である。水の光る町の面目躍如というところか。 井戸水をポンプアップした後、画像では少し見づらいが、柿の木の下に見え隠れする水色のホースでハウス内に水を配水しているようだ。 雨水利用のタンクも見つけた。住宅地では出来ないダイナミックな取り付け方だが、水の大事さを身をもって知っている農家の仕事人の意思を感じる。 マルベリーの庭は、この「水の光る町」にある庭。この庭も雨水と井戸水でまかなっている。水遣り3年というけれど、あいも変わらず乾燥させすぎのマル庭である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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