ようやくニームオイルを散布
先日ようやくニームオイルを散布した。 昨年は全くいっていいほど庭いじりをしなかったため、1年以上散布しなかったことになる。 水切れで大分草木を枯らしてしまった昨年だが、病害虫の記憶が無い。 そして、今年の春はなぜかアブラムシの大発生は無かった。 もしかすると、何もしないほうが良いのでは? 何もしなかったから自然の大きな力が最適な防除システムを作り上げていったのかも?... いいえ、残念ながらそれは違いました。昨年は、私のモチベーションの低下で、草木をよく観察しなかったので、単に見過ごしていたに過ぎないようです。 また、今年の春は「完全無農薬主義」とおさらばして、発生初期にオルトランをスプレーしていたから、発生数の絶対量が抑えられていたのでしょう。 さて、本日は今年初めて「ニームオイル」を撒きましたが、それは、部分的防除では間に合わなくなってきたからです。 私とこの「ニームオイル」の付き合いは、八年になります。 最初はミニトマトのコナジラミ対策からでした。食べるものだから、農薬は使いたくありませんでした。 また、同時に生ゴミ処理にミミズを飼い始めまして、土を農薬まみれにすることもできなかったのです。 その間、散布する「オイル」ばかりではなく、「ニームパウダー」で、コガネムシの対策をしたり、ナメクジ忌避効果を試してみたりもしました。 私のニームオイルの使い方は約300倍から500倍くらいで、決してお勧めはできませんが、説明書きよりはかなり濃い濃度で使っています。 さいわい今までのところ問題は何も出ていません。 散布は、ざっと葉の裏表一噴霧程度でいいかげん。 これは、虫の食害以上に草木の体を健康にしていくことが先決で、ニームオイル散布は、虫を徹底的に駆除するのではなく虫の生育密度を下げるのを目的としているからです。 天敵たちも大事にしています。アブラムシを完全に駆除したら(実際は不可能ですが)、てんとう虫はやってこなくなります。アリやダンゴムシを駆除したら、庭のお掃除やさんがいなくなってしまいます。クモの巣はそのまま。危険でない場合は、蜂の巣も撤去しません。昨年刺されましたが...。 蚊は...。これは困りますね。しかし、ニームオイルを撒くと蚊も少なくなるような気がします。でもやはり刺されます。 今年の病害虫駆除もまた、この「ニームオイル」と、先日日記に書いた「酸性水もどき」と、ちょっと「オルトラン」でやっていく。ニームオイル原液 【ニーム抽出液】500cc価格:3,150円(税込、送料別) 本当は、もしかすると、何もしないほうが良いのでは? 何もしなかったから自然の大きな力が最適な防除システムを作り上げていったのかも?... が、理想なんですけどね。