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前回お伝えした「3つの親のすべき事」のやり方を詳しくお伝えします。
今回は、1.勉強の目的を教える→どうして勉強する必要があるのかをしっかり子どもに教える 勉強しない子供、勉強が嫌いな子供は勉強の目的がわかっていません。勉強をやる意味が見出せていないのです。目的がわかっていない状態では、子供は自分から進んで勉強する気になりません。進んでやる気がない伏態で、周囲から「勉強しなさい」と言われれば、必ずそれに反発し、余計に勉強しない子供になってしまいます。 「勉弦しなさい」と言う前に、「どうして勉強する必要があるのか」という勉強の目的を伝えなくてはいけません。 「それは、誰の仕事でしょうか?」 もちろん学校や塾の教師も伝えるべきなのですが、一番伝えなければいけないのは 親の仕事だと思います。 親が、この一番大切で深いテーマである「勉強する目的」を子供に本当に理解させる事が出来れば、お子さんは、勉強対する取り組み方が変わり、親に対する接し方も変わってきます。 日本の家庭では、約8割の親がこれを実践出来ていないというデータがあります。 親としての尊厳を維持するためにも、まずは親であるあなたに「勉強の目的」を是非理解して欲しいと思います。 「どうして勉強しなければいけないの?」 子供には他にもやりたい事がたくさんあります。テレビも見たい。ゲームもしたい。友達とも遊びたい。部活もしたい。などなど。 それなのに、なぜ苦痛さえも感じながら、楽しくもない勉強しなければいけないのか? あまり勉強が好きではない生徒に、「いい学校にいくため」「将来のため」「幸せになるため」などと話しても、「私はいいもん」「今のままで十分幸せ」「どうせやっても無駄だ」と子どもはどんどん逃げていきます。 もっと怖いことは、「あなたの将来のためよ」「あなたが幸せに生きるためよ」と答える 親が増えていくと、それでは自分さえよければ良いという自己中心的な人間がどんどん作られてしまうということです。それでは本当の意味で、幸せを実感できる人生を送る事はできません。我々が犬でも猫でもカエルでもなく、人として生を受けたのには理由があります。「いい学校にいくため」に生まれてきたのでしょうか?「自分が幸せに生きるために」に生まれてきたのでしょうか? もちろん、私たちは幸せになる権利を持っています。しかし、それだけのために生まれてきたのではありません。 僕はよく子どもに話をします。 「自分ひとりが幸せになるために生まれてきたのではなく、あなたは1万の命を幸せにするために生まれてきたんだ。だってそうだろう?この世界で他の人や生き物を幸せできるのは人間だけだ。他の生き物は自分のことだけを考えて生きている。人間だけが他人や環境や世の中の進歩、未来に貢献できる存在だ。あなたが人として生まれてきたのは、社会や世界をよくするために生まれてきたんだ。勉強するのは、そのための知識や技術を習得するためだよ。あなたは勉強して学んだことを使って、未来の1万の人を幸せにするんだ!」 子どもたちの多くは、勉強する理由を「あなたのため」「あなたが幸せに生きるため」と聞かされています。そのことが子どもたち(現代の日本人)が社会における自己重要感を喪失している大きな原因ではないでしょうか? 私はよく叫びます。 「おまえはそんな小さな存在ではない!」「自分を小さく扱うな!」 「きみという存在は、世のため人のためにあるのだ。自分のことだけでなく、回りの人 まだ、出会っていない未来の人のことまで考えて生きてほしい。」 今、日本は未曽有の大震災、それに伴う原発事故の被害を受けています。このような大変な時期だからこそ、どうしても子どもたちに伝えてほしいことがあります。 「今の1万人は救えなくても、未来の1万人を救える人になれ!」 それは、震度7の地震や大津波にも耐えうる原発を作る技術者かもしれません。有事に適確な判断を下せる国のリーダーかもしれません。あるいは、大地震を予知するシステムを開発しる科学者かもしれません・・・。そうした人材が一人でも多く現れてほしい。 こどもは「そうした人になるために今、苦しい勉強をしている」 それこそが「勉強の目的」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 30, 2011 10:09:00 PM
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