2008/08/30(土)23:36
我輩はくせ毛である。
我輩はくせ毛である。でも、あまり気にしていない。
昨日、久しぶりに美容院に行った。2年ぐらい前にある店に行ったとき、切ってもらった
後の手入れがすごく楽で、きれいにまとまって、その美容師さんの腕はすごいと思った。
しばらくして、またその人に切ってもらおうと思って電話をしたら、彼は違う店に移って
いた。
それで、家から一番近く、しかもお安いところに行っていたが、あの手入れのしやすさと
まとまりの良さがずっと記憶にあった。
昨日、ふとあのお店の美容師さんなら、他の人もああいう技術を持っているんではなか
ろうかと思い立って、久しぶりにそのお店に行ってみたのだ。
担当してくれたのは、背格好は前の担当者と似た感じの美容師さん。私が「基本的には
伸ばしたいけど、傷んだところは切ってほしい」と、どこに行っても誰に担当されても
言うワンパターンなセリフを言った。
彼は、懇切丁寧にこうすればこうなる、という説明をして、私にどうしたいか決めれる
ようにしたかったらしいが、そのうち熱が入ってきて、彼の方が私のくせ毛のうねりを
どうにかしたそうだということが分かってきた。「くせ毛を直す技術」について、3回
ぐらい説明を聞いて、なるほどなぁ~と思ったあと、ハテ、私そんな相談をしてない
けどな?と思った。
別に直したいと思ってなかったけど、プロの技術できれいになるんならしてくれや
と思って、彼に頭を託した。
くせ毛はレイヤーを入れると出やすいとかで、彼はレイヤーをあまり入れずに切って
くれた。前髪は、私の方から注文をつけた割にはあっという間に終了した。
そして、仕上げの乾かしに入った。乾かしに入ると普通は美容師さんも肩の力を抜いて
いるイメージがあったが、彼には何だかアツイものを感じた。その予感は的中し、髪が
8割がた乾いたところで、いつの間に温めていたのか彼はストレート用のヘアアイロン
を取り出した
んで、丁寧に私の髪を伸ばし始めた。普段は終わるまで雑誌を見る私も、その熱意に、
鏡ごしに見とれてしまった。
その日、「くせ毛直す論」を何度も聞いたけど、なるほど、鏡の中の私の髪は、見た
ことがないほどサラツヤで真っすぐになっている。鏡の中の彼も満足そうだった。
私の方は、シャンプーをめちゃ若くてキレイな男子が丁寧にしてくれたことと、
2年前にもらった1000円の割引クーポンがまだ使えたので満足だった。
我輩はくせ毛である。今日、広島は雨が降った。
湿度の高い日なので、くせ毛はすっかり元気を取り戻している