カテゴリ:音楽
6時開場なので、5分前に京都会館に着くように行きました。
長蛇の列です。警備員さんが、「にしきのあきらはあっち。これはオペラの列でーす。」と叫んでいます。 自由席だから早くから並んだ方もおられるのでしょう。 6時ちょうどに列が動き始めました。入場するまでに5分くらいかかり、一階の席はもう殆ど埋まっています。係りの方に、どの辺が空いているか聞いてみると、前列のはじっこなら空いてます、と教えてくれました。前から二列目のはじっこにやっと席をとりましたが、これ、すごいラッキーでした。オーケストラもよく見えるし、舞台の袖で歌う場面が結構多かったので。 観客は、圧倒的に熟年の方でした。八割くらいは。 ご夫婦か、女友達二,三人。 となりに座られたご夫婦も、ご年輩の方で、ご主人が「最後まで観ずに途中でカエルゾ。」と始まる前におっしゃていたのですが、結局最後までいらして、カーテンコールの時には「なかなかよかった。」とおっしゃっていました。 招待席がかなりたくさん取ってありました。 座ってらしたのは、京都の大店の旦那さん方なのでしょうか。 「スザンナさんが、ようなりましたなあ。二月の時より。」などとお話してられたので、常連さんなのですね。 日本語で上演されるオペラは初めてでした。 やはり、わかりやすい。 今まで、日本語なんて、とバカにしてたのを反省。 特に喜劇だったので、観客もストーリーがよくわかって、各所で笑いが起こっていました。なかなか日本でオペラを観てそういう体験をしたことがなかったので、感激です。 特に、今回の歌い手さんは、京都教育大出身の方が多かったので、私の考えでは、「吉本喜劇のお膝元」的な、おもしろさすら感じてしまいました。 東京で、フィガロの結婚が上演されても、これほど笑いはとれないのではないか。 演出のミッシェル・ワッセルマンの力も大きいのだと思います。 京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏もすばらしいものでした。 スザンナ役の稲森慈恵は全体を通してとても良かったです。 フィガロの藤山仁志は、一幕目はちょっと調子が出ていなくて、もう飛ぶまいぞこのチョウチョも、少し低調かなとおもったのですが、二幕から、がぜん良くなっていました。二幕の幕切れの、伯爵を真ん中にした七人の合唱は圧巻でした。 料金も5000円だったのです。 期待を裏切るすばらしさで、帰りの電車の中でも顔がほころび続けてました。 うちの子どもたち、お留守番ありがとうね。 今度は、いっしょに行こうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/09/24 06:09:35 PM
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