人間は死んだ後どこへ行くのか?という疑問と、臨死体験の謎をテーマにした、ケビン・コスナー主演の作品です。ケビン・コスナーは結構作品のジャンル広いですね。他の好きな俳優のシュワルツネッガーがどちらかと言うとアクションやコメディーが中心なのに対してコスナーはバリエーションが多いと思います。この作品はかなり毛色の変わったものですね。
この作品は、深い愛が導いた奇跡の物語をスリリングに、ミステリアスに描いています。今は亡き妻から愛する人に伝えたいメッセージが、生と死の境界を越えて届けられます。その過程が周りからは理解されず、主人公は悩みつつも、亡き妻のメッセージを追って海外まで行きます。そして最後は、妻の残した愛児と再会することになります。
死後の世界があるかどうかは意見の分かれるところです。うちの両親は死後の世界を信じていて、かなり信心深いです。私はあったらいいなーくらいの感じです。
この作品は、派手なSFXが使えわれているわけではありませんが、独特のイメージの世界を作り上げています。死後の世界を信じる、信じないは別にして、愛する人を亡くす悲しみは皆同じだと思います。そこら辺の感情の揺れ動きもうまく表現されている感じです。その感情の葛藤を、この作品で見てみてはどうでしょうか?
「コーリング」