広大な海を舞台に繰り広げられる、華やかな表舞台とは裏腹に、様々な苦悩に苛まれる英雄と呼ばれた男。そんな主人公を、大胆かつ繊細に演じ上げるのは、名優ラッセル・クロウ。
伝説の艦長ジャック・オーブリー(ラッセル・クロウ)率いるサプライズ号の奮闘を描いた海洋スペクタクル・アクション超大作です。人気作家パトリック・オブライアンの原作の映画化。
ストーリーはナポレオンのヨーロッパ征服が進む1805年。英国は猛然と闘いを挑みます。その中に、機知と大胆かつ緻密な戦略で幾多の海戦を征し、”ラッキー・ジャック”の異名を誇る恐れ知らずのベテラン艦長、ジャックがいました。オーブリーは若き士官候補生たちと辣腕の船員を従え、ブラジル沖で神出鬼没の敵船アケロン号の追跡をはじめます。部下を叱咤激励し、船内の規律を保ち、勝ち目の薄い戦闘で陣頭指揮を執るオーブリー。
一度はアケロン号に敗北し、復讐を誓う彼は、アケロン号はガラパゴス諸島だと予測します。そこはジャックの親友で軍医のマチュリンの憧れの地でもありました。時に親友の医師・マチュリンの辛口な意見に人間性のバランスを正されながら、ジャックの復讐の航海は続くのです。果たして復讐は果たせるのでしょうか。
奇抜な作戦は見所です。特殊効果で映し出される、嵐や戦いでうねる海の様子は絶品です。個人的には「グラディエーター」の方が出来はいいと思います。
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