大いなる地方の世界企業”トヨタ”はやはり人気があるようです。
巷での悪口もいろいろありますし、友人の中にもアンチトヨタのいます。個性がないとか、他社のヒット車を後から真似て売れる車を作るなどなど。
それでも中日新聞によると、安定感に人気なのだそうです。
トヨタのグループの男性との合コンでは女性は結構気を使うのだそうです。服も一番いい物で気に入られそうなもの、名刺には携帯番号をあらかじめ書いておくなど。そこまで特別な理由は、そうする女性によると「だって、トヨタの人は世界に名がとどろいているのに、手が届くところにいるじゃないですか」ということだそうです。ブランド志向の一種でしょう。
もう一つ、例がのっていました。
名古屋市内の大学の理科系教授の話です。新入生と面談した際、九州・中国地方出身者がいたので「何で関西を飛び越して名古屋の大学に?」と聞いてみた結果の答え「トヨタに入りたいんで近くにいた方がいいと思って」ということだそうです。
いろいろ言われても、トヨタの吸引力は明確にデータで出ています。
毎日コミュニケーションズが調査した結果では、理科系総合で3年連続トップ、文系総合3位ですが、男子は5年連続1位で、歴然です。トヨタを選んだ理由が、他社と異なるみたいです。トヨタを選んだ学生の選定理由が「安定性」。
また名古屋大学の今春卒業生の就職実績も 1.トヨタ自動車 2.名大 3.名古屋市 4.デンソー 5.愛知県と実にトップ5はトヨタ系か公務員。公務員並みに安定感が人気らしいです。
1995年頃からトヨタの人気ランキングが急上昇、「失われた十年」真っ只中からだそうです。他の有名企業が次々に満身創痍となる中、トヨタは終身雇用を維持・リストラなしで乗り切った安定感は際立っています。
当のトヨタは「安定志向」で志望されてもうれしくないみたいです。世界に先駆けてのハイブリッド車量産、F1参戦など、保守的イメージからの脱却を図っており、今求めているのは「チャレンジする人材」(トヨタ広報部)なのだそうです。
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最終更新日
2006.07.17 16:25:14
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