2006/09/05(火)07:39
コクーン
映画はどちらかというと、俳優のある程度の若さがものをいう世界のような気がします。老人を主人公にした作品にもどの部分かは、若者が担っているように思います。
往年のスターだけでチャレンジした作品も少ないですがあります。この作品もそのうちのひとつだと言えます。あとクリント・イーストウッドの「スペース・カウボーイ」あたりでしょうか。
この作品、養老院の老人と異性人の交流を描いています。SFXも出来はいいです。展開もそれなりに面白いです。ちょっと残念なのは、”コクーン”=まゆが若返りの力を秘めているという設定です。結局若さへの執着が見えてしまっています。若さだけが全てではないとは思うのですが。
SFでは若返りなどは昔から扱われてきたテーマです。今私たちは科学・技術で本当にそれを実現する目前まできています。異性人に頼らなくとも近い将来肉体的若返りは可能になると思います。
若さに経験を備えた心・知能をもった人間の世界。さて、どんな世界になるでしょうか。
「コクーン」
「コクーン2 遙かなる地球」