帯に短したすきに長しですかねー。「スターウォーズ」ほど壮大で大規模でもなく、かといってアクションとするには今ひとつ、そんな印象ですね。
DVDには”メガトン級 SFアクション・アドベンチャー超大作”とありますが、大上段に振りかぶりすぎです。
素直にSFアクションアドベンチャーでいけばいいと思います。
暗黒の新世界を目指す悪の軍隊”ネクロモンガー”も単純な悪役でいいでしょう。”ネクロモンガー”の位置づけや暗黒の新世界がイメージできません。オリジナリティが今ひとつ。小説で読んだら気に入っていたかもしれません。
個人的にヴィン・ディーゼルは好きですし、エンターテインメントで観るならバトル・アクションはいけてると思います。子供は喜んで見ると思います。いろいろ観てると、キャッチコピーなんかが気になったりします。それに劇場予告編観たら結構面白そうだったんで買ってしまいました。そのレベルです。
作品は2004年製作で、2000年のSF映画「ピッチブラック」の続編です。「ピッチブラック」から5年後の世界が舞台になります。「ピッチブラック」の方が良かったかなー。
主人公”リディック”は凶悪な犯罪者で、強靭な肉体を持っています。刑務所で眼球をとりかえており、暗闇でも見えます。その目は青白く光ります。そのかわり、強い光は見られなくて、明るいところでは黒いゴーグルをつけています。
悪に悪をの発想は面白いですが、リディックって完全な悪人じゃなくて、結構、情があったりで悪に徹していないんです。そこら辺徹底的な悪人だったらどうだろうと思います。
「リディック」