愛しのローズマリーをまた見て

　ファレリー兄弟が監督のちょっとエッチ、ちょっとセクシーなラブコメディの佳品です。また見てましたが、結構笑えました。二人は映画史に残るような大作はありませんが、見る人に受けるツボを得た映画を作る才能があると思います。「メリーに首ったけ」の方が良く知られているのではないでしょうか。 　この映画の設定は美人にしか興味のない主人公”ハル”が、ひょんなきっかけでセラピストに暗示をかけられ心の美しさが外見の良さに見えるようになり、”ローズマリー”という美人と恋に落ちるのですが、実はローズマリーは・・・。 　ローズマリーを演じるグウィネス・パルトロウはお嬢様系美人だと思いますが、この作品の中では二人のローズマリーを体当たりで演じています。彼女は「恋に落ちたシェイクスピア」(1998年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。「スカイキャプテンワールド・オブ・トゥモロー」などに出ています。私のお気に入り女優の一人で映画界では活躍していますが、日本での一般の知名度は海外でのそれに比べると低いように思えます。 　ハルを演じるジャック・ブラックは三枚目俳優ですが、結構出演作は多いですね。最近では「キング・コング」に出演しています。コメディからシリアスな作品までこなす演技の幅の広い俳優だと思います。 「愛しのローズマリー」