カテゴリ:着物。
着物寸法のお話しが続いてスンマセン・・・。 今日は 袖丈 のことッス。
※前日記をご参考に。→ 改めて。これが着物マイベスト寸法だっ!(やっぱり今のところ)
実は、わたくし 袖丈も変更しちゃいました・・・・。
★1尺3寸(49.2cm) ↓ ↓ ★1尺4寸(53.0cm)
何故か? その理由は・・・、
『黄金比』 です。 1:1.618・・・・ 縦横の長さの比率が、もっとも安定してて美しいと感じる長方形の、その縦横の比率だそうで。 (私は理数苦手なので、詳細が気になる方はぜひ検索を・・・。)
あまりに着物のマイベスト寸法に苦悩しすぎてた私は、 もう自分では1分2分の差がどう違って見えるかよくわからん・・・ 絶対的な、美しいといわれる数値に答えが無いか、 と調べてみたんです。
私が決めたマイ寸法 裄=1尺7寸3分(65.5cm) 肩幅=8寸4分(31.8cm) 袖幅=8寸9分(33.7cm) 袖丈=1尺3寸
この袖幅にですよ、黄金率を掛けてみたんです。 袖幅:袖丈 ⇔ 1:1.618 袖幅8.9 × 1.618 = 14.4= 袖丈1尺4寸4分(54.55cm)
そしてなんと!この数値は、 『袖丈は、身長の1/3が目安』 という着物寸法の標準的な決め方でよく出てくる数値と近似してたんです。
わたしの身長161cm × 1/3= 53.67cm
逆に1尺3寸(49.2cm)の袖丈であれば、黄金比が導く袖幅は・・・ およそ8寸1分(30.7cm)でした。 この袖幅って昔の女並に近いかも。
★女並→ 袖幅8寸5分+肩幅8寸で、裄1尺6寸5分。 ★49.2cm × 3で、この袖丈が適する身長は、約148cm・・・。
昔の人の平均身長って、150cm前後。 昔の人は、長年の勘で知っていたんでしょうね。一番美しい比を。
すごく面白い発見でした。 今まで一度も、袖丈1尺3寸(49.2cm)を変えようと思ったことは無かったのですが、目からウロコ・・・即、変更しようと決断しました。
袖丈については、 「若い人、長身の人は長め」「年配者、小柄な人は短め」 という一般論もあるので、アラフォーの私には難しい点ではありましたが、 絶対的に美しい袖なんだ・・・と思ったら、もうやるしかありません(笑)。 いや、着てしまえば袖をキチンと長方形に広げて見せることなんてありませんけどね。
そして歳をとると、身長が縮む。 それに呼応して袖丈も短くしていけばいい。洗い張りしてだんだん布も短くなってくしね。昔の人はうまくやっていたんだな。 それに家系的に、私より長身になりそうな娘が着るかも・・・と思えば、袖丈も長めにとっておいてよさそうだしね。
今回は袖丈で発見がありましたが、 着物には他にも『黄金比』が隠れているんじゃないか、と思われます。 あと日本では『白銀比』というのも美しくて好まれる形だそうです。 そして『フィボナッチ数列』というのも面白そうです。
何となくいい、何となく好き、何となくこっちのが美しい というのには、こんな絶対的な数値が隠れているのかも知れない。
おまけとして。 今回計算した袖丈から、私の決めた肩幅、袖幅、裄の寸法は、身長に対してまあまあ妥当な数値らしい、というのも確信が持てました。
いつもお読み下さりありがとうございます! 黄金比、みなさまもぜひ計算してみて下さいませ。 ふむふむ、なるほど、やってみよ、等々思われたお方・・・何卒ご声援を・・・バナーをぽちっとして下さいませ~。
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最終更新日
2015.07.22 11:23:05
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