2021/04/03(土)19:52
卒業式 Graduation
季節の話題で...
日本の義務教育の節目、中学校の卒業式。
我が子の晴れ姿を撮るために、保護者は大変です。
いい場所を確保しないと。
でもアメリカの中学校は楽勝です。
たいていの学校の体育館には、Bleacherと呼ばれる観客席があるので。
眺めサイコー!
前の方が生徒で、後ろ数列と観覧席が保護者。
生徒の服装は、Tシャツの子もドレスの子も。
親は多くが普段着。
色々優秀だった子には、賞状やトロフィーが渡されます。
各教科、クラス、成績...いろんなカテゴリーで勉強を頑張った、優秀だった、すげー優秀だったといった感じで、レベルごとに褒めてくれます。
すげー優秀だった(Outstanding)は、カテゴリーごと1名。
呼ばれると、みんながすごく称えてくれます。
我が家はこういうの(一つでもがんばれば、何かある)を知らなかったので、1年目の子供たちは日本人的に万遍なく頑張ったものの、何ももらえませんでした。
そう、全員が最低1枚は賞状をもらえる...わけではないのです。
そこは厳格。
というわけで、翌年から好きなことをとことん頑張って、毎年数枚は賞状を貰えるようになりました。
ちなみに賞状の受け渡しの際、片手です(笑)
正対しません。
ひょいって感じ(笑...伝わるかな)
この辺は、日本の様式美あふれる証書授与の方がいい感じ。
さて毎年...と言いました。
アメリカでは高校の最終学年以外、毎年こうした簡略的な行事で締めます。
その延長で、小学校や中学校の最終学年は、その学年の終わり...程度。
本当の意味での卒業式は高校の卒業式です。
これは、義務教育が高校までだからだと思っています。
自由なアメリカで学校縛りからの独立!
(勝手な想像)
なので、例えば2020年の夏に高校を卒業する学年の子たちは、小中高と「Class2020」などと呼ばれることが多いです。
その1学年下なら「Class2021」ですね。
そして高校の卒業式...
市内でも最大級のアリーナや屋外フットボール場などで、ものすごい規模感で実施されます。
このアリーナは3階席まであります。
卒業生の家族は、保護者だけでなく兄弟姉妹や親戚など多くの人数でやってきます。
証書は、名前がコールされて会場正面の演台で一人一人受け取るのですが、この家族たちが大騒ぎで声援や拍手をおくります。
我が家のような駐在や留学生だと、少々寂しい思いをさせてしまったかも(ごめん)。
この証書授与のところには専門のカメラマンがいて、かならず受け取り時にカメラマンの方を向くように指示されます。
で、後ほど額に入った写真や、写真入りの色々なグッズが販売されます。
うーん商売上手(買ったよ)。
会場の後方には、お手伝いの女性とオーケストラの生演奏。
テレビカメラの映像は、アリーナの天井にある大型スクリーンに映し出されます。
卒業生は黒いガウンと帽子を身に着けます。
ガウンは、スクールカラーの学校もありますが、たいていは黒。
また、各種の所属団体があったり奨学金を得ている人、学業優秀と認定された人などは、サッシュと呼ばれるスカーフみたいな布を首周りにかけており、誇らしげ。
これを見れば、どこにつながりがあるか?がわかります。
帽子にはタッセルと呼ばれるアクセサリーを付けています。
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式の最後に、このタッセルを右から左に動かせば学位授与。
晴れて卒業です(感涙)。
ここで帽子を投げ上げる(Hat Toss)...かと思いきや、ごくわずか。
大学まで使う人やレンタルの人もいますので。
こんなスケール感ですが、これは公立高校の卒業式。
大学の卒業式とか、どうなっちゃうんだろう??
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